【寄り付き概況】
21日午前の日経平均株価は、前営業日比67円02銭安の2万8590円55銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、7.56ポイント安の2032.17で始まった。
前日の米株式市場で、NYダウは110ドル安と3日続落した。前日発表した決算が嫌気されテスラが急落したほか、経済指標の内容を警戒する売りが膨らんだ。米国株が下落した流れを受け、東京株式市場も値を下げて始まった。また、為替は1ドル=133円90銭前後と前日夕方に比べ円高で推移している。
米金利の低下を受けて三菱UFJなどの銀行株の下落が目立つほか、トヨタなどの自動車株も売りに押されている。半面、半導体関連や小売関連は買われている。
寄り付き前に総務省が発表した3月の全国消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比3.1%上昇した。市場予想並みとあって、現時点で相場への影響は限られている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、3業種が高く、値上がりは化学、その他製品、小売り。値下がり上位に銀行、輸送用機器、非鉄、精密機器など。
個別では、日産自、TDK、ニデック、SBGが安い。半面、スクリン、資生堂、アドテスト、Jフロントは高い。
