続伸スタート、年初来高値を上回る

【寄り付き概況】

25日の日経平均株価は続伸して始まった。前日比104円21銭高の2万8697円73銭と、18日に付けた年初来高値(2万8658円)を上回る水準で始まった。

前日の欧州株市場では高安まちまちながらドイツ、フランス、英国など主要国の株価指数が総じて軟調、米国株市場でもNYダウは続伸したもののハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は安く引けるなど、方向感の定まらない地合いだった。

東京株式市場でもここ様子見ムードが強く、日経平均が狭いゾーンでもみ合う展開が続いているが、きょうも手掛かり材料難のなか頑強ながらも上値の重い地合いが想定される。
国内企業の決算発表が徐々に本格化するほか、週末に予定される日銀の金融政策決定会合を控え、全体売買代金も盛り上がりを欠きそうだ。

24日の取引終了後に市場予想を上回る2024年3月期(今期)の連結純利益見通しを発表したニデックは買い気配で始まり、一時4%上昇した。中国の電気自動車(EV)市場を取り込み、EVの基幹部品を伸ばす。

半面、日経平均は年初来高値圏にあり、個人投資家などから目先の利益を確定する売りも出て、上値は重い。

東証株価指数(TOPIX)は続伸で始まった。

個別では、東エレクとアドテストが高い。信越化とファストリも買われている。ANAHDとJR東海が連日で年初来高値を付けた。
一方、オリンパスとソフトバンクグループが軟調。NTTデータとトレンドは安い。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次