26日の東京株式市場は反落後、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8200円-2万8600円を想定。(25日終値2万8620円07銭)
米国株は下落。ダウ平均は344ドル安の33530ドルで取引を終えた。
日経平均株価は、上値の重い展開が続いていたことや、現地25日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなろう。
日経平均は足元で高値もみ合いが続いており、下放れとなればその流れにベットする売りも出てきやすい。
ただ、マイクロソフトとアルファベットが時間外で上昇していることを踏まえると、米国のリスクオフは一時的にとどまる可能性もある。米国の長期金利は大きく低下しており、これはグロース株には支援材料。日本は現時点で金融不安が顕在化しているわけではない。
これらの点から米国株の大幅安の影響は幾分緩和され、売り一巡後は押し目買いが下値を支えると予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の後半(25日は134円14-17銭)、ユーロ・円が1ユーロ=146円台の後半(同148円00-04銭)と、円高方向に振れている。輸出関連銘柄には、重しとなる場面がありそうで、手控えムードが強まることも想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比250円安の2万8370円だった。
【好材料銘柄】
■明星工業 <1976>
前期経常を24%上方修正、配当も8円増額。
■木徳神糧 <2700>
今期経常を一転23%増益に上方修正・12期ぶり最高益、配当も10円増額。
■FIXER <5129>
生成型AI(Azure OpenAI Service)を活用したエンタープライズGPTプラットフォーム「GaiXer」を提供開始。
■遠藤照明 <6932>
前期経常を33%上方修正。
■東京ラヂエーター製造 <7235>
前期経常を60%上方修正。
■ブティックス <9272>
前期経常を33%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【主な経済指標・スケジュール】
26(水)
【国内】
2年国債入札
《決算発表》
ファナック、キヤノン、JR東海、アドバンテ、野村HD、オムロン、日東電、東ガス、小糸製、日立建、サイバエージ、野村不HD、きんでん、ゼオン、日野自、アマノ、フューチャー、東海理化、SHOEI、信越ポリ、ジャフコG、メタウォーター、トランコム、ユアテック、愛三工、フタバ、FDK、ジェコス
【海外】
米3月耐久財受注(21:30)
米5年国債入札
米韓首脳会談開催
《米決算発表》
ボーイング、メタ・プラットフォームズ、イーベイ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
