【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比75円88銭安の2万8340円59銭。
前日に続き主力株中心に売り先行で始まった。前日の米国株市場では金融株や景気敏感株が軟調な値動きとなるなか、NYダウが200ドルを超える下げで続落したことで、東京株式市場でもリスク回避ムードが拭えない状況にある。
前日の米株式市場では米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクの経営不安が再燃し、銀行株や景気敏感株が下げた。
あすに予定される日銀の金融政策決定会合の結果発表や4月の展望リポート、更にその後の植田日銀総裁の記者会見にマーケットの関心が高く、売り買いともにポジションを一方向に傾けにくい。日経平均は2万8000円台前半の比較的狭いレンジで弱含みもみ合いが予想される。
東証株価指数(TOPIX)も続落。
個別では、前日に決算発表したアドテストが下げている。半導体関連のレーザーテクや東エレクも安い。一方、ソニーGは上昇している。前日決算発表したファナックやキヤノンが上げている。
