値上がり優勢、売り買いが交錯する展開

 
東証グロース市場は、決め手となる材料を欠き、売り買いが交錯する展開が終日続いた。東証マザーズ指数は小幅安で終了。東証グロース市場は朝から騰落銘柄数が伯仲する状態となり、マザーズ指数は小幅なレンジ内の動きにとどまった。値動きに軽さの見られる銘柄に資金が集中したが、プラスとマイナスを行ったり来たりするなど、個別に見ても方向感の定まらない銘柄が少なくなかった。
 
東証マザーズ指数の終値は前日比0.76ポイント(0.10%)安い737.81だった。午前は前日の米ハイテク株高を支えに上げる場面もあったが、午後は散発的な戻り待ちの売りに押された。
 
東証グロース市場では、26日の月面着陸船の着陸失敗を受けてアイスペースにきょうも売り注文が殺到し、連日で制限値幅の下限(ストップ安水準)で配分された。ティムスやイメージMなども下げた。一方、サイバトラスやjig.jpは上げた。
値上がり銘柄数320、値下がり銘柄数177と、値上がりが優勢だった。
 
26日に東証グロース市場に上場したリッジアイは上場2日目のきょう午前、公開価格(1750円)の2.5倍にあたる4445円で初値を付けた。終値は初値比140円(3.1%)安の4305円だった。
 
個別では、ファンデリー、ニューラルポケット、Welby、サイバートラスト、jig.jpがストップ高。Waqoo、アクアラインは一時ストップ高と値を飛ばした。パルマ、うるる、ベストワンドットコム、クラシコム、ブシロードなど10銘柄は年初来高値を更新。ラストワンマイル、テクノロジーズ、リベロ、関通、セキュアが買われた。
 
 一方、ティムス、ispaceがストップ安。ケアネット、ジーエヌアイグループ、トランスジェニック、サンワカンパニー、霞ヶ関キャピタルなど50銘柄は年初来安値を更新。イメージ・マジック、フィット、マクアケ、東京通信グループ、Rettyが売られた。
 

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