27日の日経平均株価は、前日比41円21銭高の2万8457円68銭と反発して取引を終えた。株価指数は、朝安後、前日終値近辺での値動きとなる時間帯が長かったが、プライム市場の売買代金は3兆66億円で、3月31日(3兆7422億円)以来、1カ月ぶりに3兆円を超えた。騰落銘柄数は値上がり1037/値下がり712。業種別では銀行、輸送用機器、鉄鋼などが上昇した一方、証券・商品先物、空運、倉庫運輸関連などが下落した
28日の日経平均株価は、朝方に現地27日の欧米株式の動向を受けた後、方向感に乏しい展開となりそう。取引時間中は日銀金融政策決定会合の結果待ち。植田日銀総裁にとって就任後初めての会合となる。今回、黒田前総裁の政策に沿った大規模な金融緩和の継続は維持される見通しで、市場の反応は限られそう。
週末と月末が重なるうえ、5月は1-2日と取引があるものの、3-7日がゴールデンウイークの休場となることから、手控えムードが広がりそうだ。
ただ、東証の空売り比率が9日ぶりに46%台まで上昇しており、売り方の買い戻しが下値を支える展開も予想される。
市場では「5月2日からFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されることもあり、見送りの理由には事欠かない」との声も聞かれ、短期的な資金を中心に、個別株物色が強まりそう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(27日現在)
29405.13 ボリンジャー:+3σ(25日)
29145.20 ボリンジャー:+3σ(13週)
28997.19 ボリンジャー:+2σ(26週)
28973.40 ボリンジャー:+2σ(25日)
28712.52 ボリンジャー:+2σ(13週)
28551.61 6日移動平均線
28541.67 ボリンジャー:+1σ(25日)
28524.18 均衡表転換線(日足)
28457.68 ★日経平均株価27日終値
28279.83 ボリンジャー:+1σ(13週)
28252.91 ボリンジャー:+1σ(26週)
28109.94 25日移動平均線
27991.16 均衡表基準線(日足)
27847.14 13週移動平均線
27813.26 新値三本足陰転値
27719.81 均衡表転換線(週足)
27678.21 ボリンジャー:-1σ(25日)
27606.22 均衡表雲上限(日足)
27605.55 75日移動平均線
27519.47 200日移動平均線
27508.62 26週移動平均線
27414.45 ボリンジャー:-1σ(13週)
27321.34 均衡表雲上限(週足)
27256.18 均衡表雲下限(週足)
27246.49 ボリンジャー:-2σ(25日)
27234.29 均衡表基準線(週足)
27227.20 均衡表雲下限(日足)
26981.77 ボリンジャー:-2σ(13週)
26814.76 ボリンジャー:-3σ(25日)
ほぼ高値引けしてローソク足は下ヒゲを伴う中陽線を描き、下値での一定の買い需要を確認した格好。反面、ザラ場高値は下向きの5日移動平均線に届かなかった。パラボリックが3月30日以来の売りサイン点灯を開始したこともあり、短期的には売り圧力が増大に向かうリスクに留意が必要となろう。
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