【寄り付き概況】
8日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前営業日2日に比べて62円49銭安の2万9095円46銭。
大型連休に伴い東京株式市場が休場となっている間に米国株市場は上下に荒い値動きとなった。
NYダウは2日から4日までの3営業日で900ドル超の大幅下落となったが、前週末5日は550ドル近い急反騰、売り込まれた地銀株の一角が急反騰したこともあり、投資家の過度な不安心理は後退している。
ただ、今週は国内企業の決算発表が本格化するほか、10日には4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、主力株を中心に積極的な買いが入りにくい局面にある。手控えムードのなか、取引時間中は米株価指数先物の動向などに左右される可能性があるだろう。
売り一巡後は下げ渋った。前週末の米市場で主要株価指数は上昇した。米地銀株の一角が上昇し、投資家のリスク回避姿勢が和らいだことが支えになっている。
東証株価指数(TOPIX)は一進一退となっている。
個別では、日経平均への寄与度が高いファストリや東エレクが下げている。三菱UFJも安い。一方、キーエンスやJT、任天堂は上げている。
