反落スタート、米株安でリスク回避の売り

【寄り付き概況】

23日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比233円64銭安の2万7232円97銭。

前日の米国株市場では終盤にきて波乱の展開となった。注目されたFOMCではFRBが0.25%の利上げを決めたが、これについて株式市場はおおむね織り込んでいたものの、その後のパウエルFRB議長の記者会見で、年内の利下げは見込まず、量的引き締め(QT)政策の変更にも否定的だったことが嫌気される形となった。NYダウは530ドルあまりの急落をみせたことで、東京株式市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄に売りがかさむ展開となっている。

外国為替市場で円相場が1ドル=131円台前半と円高・ドル安に傾いたことも輸出企業を中心に株式相場にとっては重荷となっている。

取引時間中はドル円相場の動向や米株価指数先物の値動きなどを横目にボラティリティの高い地合いとなることが予想される。

東証株価指数(TOPIX)も反落している。

個別では、三菱UFJ、第一生命HDなど金融株の下げが目立つ。トヨタも売りが先行している。一方、リクルートが大幅上昇。小田急、JR西日本が高い。

 

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