売り買い拮抗、年内の米利下げ期待後退

 
東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はともに小幅高。
東証マザーズ指数の前引けは前日比0.12ポイント(0.02%)高い745.73だった。米長期金利の低下などを背景にグロース(成長)株の一角に買いが入った。一方、前日の米株式相場はイエレン米財務長官の発言を受けた金融システム不安から下落したため、マザーズ指数は安く推移する場面も多かった。
 
東証グロース市場では、ビジョナルやエニーカラー、ライフネットが上昇した。一方、サンバイオやジーエヌアイ、JTOWERは下落した。
 
きょう3社がグロース市場に新規上場した。ハルメクは公開価格(1720円)を15.2%上回る1981円で初値を付け、午前終値は2278円だった。日本ナレッジとアイビスは買い気配のまま午前の取引を終えた。日本ナレッジは気配値を2550円(公開価格は1500円)に、アイビスは気配値を1248円(同730円)まで切り上げた。
値上がり銘柄数233、値下がり銘柄数229と、売り買いが拮抗した。
 
 個別ではHOUSEIが一時ストップ高と値を飛ばした。データホライゾン、シェアリングテクノロジー、ヘッドウォータース、スタメン、スマートドライブなど9銘柄は昨年来高値を更新。ラバブルマーケティンググループ、tripla、プレミアアンチエイジング、エクサウィザーズ、ANYCOLORが買われた。
 
 一方、フィスコ、かっこ、i-plug、モダリス、Rebaseなど10銘柄が昨年来安値を更新。ハイアス・アンド・カンパニー、Unipos、EduLab、インフォネット、Mマートが売られた。
 

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