値下がり優勢、資金捻出のための換金売り

 
東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreは反落。東証マザーズ指数の前引けは前日比4.07ポイント(0.54%)安い750.42だった。小高く始まったが、外国為替市場での円高・ドル安進行を背景に日経平均株価が軟調に推移すると、国内新興市場では前日までの上昇局面で買われていた銘柄を中心に売りを出す動きが優勢となった。
 
市場では「来週も新規株式公開(IPO)が続くため、資金捻出のための換金売りが出やすいようだ」との声も聞かれた。
 
東証グロース市場ではフリーやライフネット、ビジョナルが売られた。一方、スマレジやFPパートナは買われた。
 
23日に東証グロース市場に新規上場した日本ナレッジは上場2日目となる24日、公開価格(1500円)の2.5倍にあたる3750円で初値を付けた。午前終値は3870円だった。
値上がり銘柄数196、値下がり銘柄数278と、値下がりが優勢だった。
 
同じく23日に東証グロース市場に新規上場したアイビスは上場2日目となる24日、公開価格(730円)の2.9倍にあたる2121円で初値を付けた。その後、値幅制限の上限(ストップ高)である2621円まで上昇し買い気配となった。
 
個別では、アイビスがストップ高。ハルメクホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。シェアリングテクノロジー、unerry、スマートドライブ、TDSE、ポートなど10銘柄は昨年来高値を更新。セルシード、INTLOOP、シンメンテホールディングス、フィーチャ、トリドリが買われた。
 
 一方、アマナ、ジィ・シィ企画、かっこが昨年来安値を更新。KIYOラーニング、インフォネット、マイクロアド、オンコリスバイオファーマ、ライフネット生命保険が売られた。
 
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次