続伸スタート、米利上げ長期化観測が後退

【寄り付き概況】

3日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前週末比161円87銭高の2万8203円35銭。

前週末の米株式市場は、NYダウは415ドル高と3日続伸。米2月個人消費支出(PCE)価格指数が、市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペースは鈍化するとの期待が膨らんだ。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。

また、為替は1ドル=133円20銭前後で推移している。

日銀は8時50分に3月の全国企業短期経済観測調査(短観)を発表した。大企業・製造業の業況判断指数(DI)はプラス1と市場予想を下回った。発表直後に大阪取引所で日経平均先物の6月物はやや上げ幅を縮める場面があった。

寄り付き時点で業種別では33業種中、26業種が高く、値上がりは鉱業、石油、その他金融、空運、証券など。値下がりは海運、ゴム製品など。

東証株価指数(TOPIX)は続伸している。

個別では、「石油輸出国機構(OPEC)プラス」に参加する主要産油国の追加減産を受け、INPEXが大幅に上昇している。ファストリが高い。
一方、東エレクが売られている。商船三井が安い。

 

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