4日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7900-2万8300円を想定。(3日終値2万8188円15銭)
NYダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落した。ダウ平均は327ドル高の33601ドルで取引を終えた。
きのう3日の日経平均株価は、買い先行後に伸び悩む格好だった。手掛かり材料に乏しいことから、上値を追いにくく、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=132円台の半ば(3日は133円53-55銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の前半(同144円72-76銭)と円高方向にフレており、輸出関連銘柄には重しとして意識されそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比45円安の2万8205円だった。
【好材料銘柄】
■住石ホールディングス <1514>
前期経常を54%上方修正・5期ぶり最高益更新へ。また、著名投資家の井村俊哉氏が3日付で財務省に提出した変更報告書によれば、井村氏の同社株式保有比率は12.71%→13.22%に増加した。
■霞ヶ関キャピタル <3498>
上期経常は5.6倍増益で着地。
■リンカーズ <5131>
金融機関向けビジネスマッチングシステム「Linkers for BANK」をしののめ信用金庫へ提供開始。
■インスペック <6656>
高性能フラットベッド型検査装置およびロールtoロール型検査装置の大型受注を獲得。受注総額は9億円超、24年4月期に納入予定。
■安永 <7271>
リチウムイオン電池の集電箔への特殊加工を独自に開発し、電池寿命を同社従来品比12倍以上に向上させることに成功。
【主な経済指標・スケジュール】
4(火)
【国内】
3月マネタリーベース(8:50)
10年国債入札
《決算発表》
スギHD、クスリのアオキ、アダストリア、平和堂、ナガイレーベ、エスプール、バイク王
【海外】
米2月製造業受注(23:00)
G7貿易相会合(オンライン)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
