値下がり優勢、利益確定売り

 
東証グロース市場は前日までの上昇を受けた利益確定売りなどが出て、株価指数の上値を抑えた。東証マザーズ指数、グロースCoreは反落。
東証マザーズ指数の終値は前日比8.87ポイント(1.16%)安い753.91だった。前日の米株式市場でハイテク株が軟調に推移し、PER(株価収益率)が高く成長期待の強い銘柄が多い国内の新興株市場にも売りが波及した。指数は前日まで4日続伸していたため、主力銘柄を中心に利益確定目的の売りが出やすかった。
引き続き直近上場銘柄は人気で、売買代金上位に並んだが、短期運用投資家の取引が多いため資金の逃げ足も速く、株価は高安まちまちだった。
新興市場は前日までに上昇していた銘柄が多かったことで売りが出やすかった上、買いが直近上場銘柄など値動きの軽い少数の株に集中したこともあって、マザーズ指数は終日マイナス圏で推移した。
 
東証グロース市場ではM&A総研やビジョナルが下げた。一方、サイフューズや霞ヶ関Cは上げた。
値上がり銘柄数130、値下がり銘柄数372と、値下がりが優勢だった。
 
きょう4日に東証グロース市場に新規上場したTMNは10時29分に公募・売り出し価格(公開価格、930円)を458円(49.2%)上回る1388円で初値を付けた。終値は初値比123円(8.8%)安の1265円だった。
 
 
個別では、サイフューズ、イメージ・マジックがストップ高。Fusicは一時ストップ高と値を飛ばした。フィット、LAホールディングス、オークファン、ラキール、サインドなど21銘柄は年初来高値を更新。セルシード、レナサイエンス、旅工房、くふうカンパニー、キャンバスが買われた。
 
 一方、アマナ、夢展望、ドリコム、Kudan、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所など14銘柄が年初来安値を更新。アスタリスク、ジーニー、グッドスピード、プログリット、ピアズが売られた。
 

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