神経質な展開か

 
14日の日経平均株価は反発し、2万7602円(前日比175円高)引けとなった。13日の米国株式市場でインフレ鈍化期待を背景に主要3指数が上昇した流れを受け、上げ幅は一時300円近くに達した。いったん伸び悩んだ後、持ち直したが、戻りは限定された。米1月CPIの発表を控え、様子見気分に傾いた。一部では、「米CPIにサプライズがなければ、日米ともにしばらくボックス相場になる可能性がある」との声が聞かれた。
 
あす15日の日経平均株価は、神経質な展開か。
日本時間14日午後10時30分に発表される米1月CPI(消費者物価指数)の結果を受け、米国株式がどう反応するかが注目される。ただし、翌15日には米1月小売売上高の発表を控える。朝方の売買が一巡した後は、改めて米重要経済指標を見極めたいとして、手控え気分に傾く可能性があるだろう。
 
米国の長期金利が上昇すれば金融株、低下すればグロース株に資金が向かうと見込まれる。どちらの結果でも買える業種があるという点では、日経平均が大崩れする可能性は低いとみる。ただ、米国では翌15日に1月の小売売上高の発表が控えている。最近はこの結果に米国株が強く反応することも多いことから、落ち着いて行動したい局面だろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
 
28775.08  ボリンジャー:+2σ(26週)
28673.50  ボリンジャー:+2σ(13週)
28219.62  ボリンジャー:+2σ(25日)
28029.13  ボリンジャー:+1σ(26週)
27899.50  ボリンジャー:+1σ(13週)
27738.76  均衡表雲上限(週足)
27657.05  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
27602.77  ★日経平均株価14日終値
 
27596.23  6日移動平均線
27544.08  均衡表転換線(日足)
27395.01   新値三本足陰転値
27297.44  75日移動平均線
27283.19  26週移動平均線
27250.22  200日移動平均線
27242.26  均衡表雲下限(週足)
27225.09  均衡表基準線(週足)
27125.50  13週移動平均線
27094.47  25日移動平均線
27082.09  均衡表雲上限(日足)
26784.66  均衡表基準線(日足)
26741.56  均衡表転換線(週足)
26591.93  均衡表雲下限(日足)
26537.24  ボリンジャー:-1σ(26週)
26531.89  ボリンジャー:-1σ(25日)
26351.50  ボリンジャー:-1σ(13週)
25969.31  ボリンジャー:-2σ(25日)
25791.30  ボリンジャー:-2σ(26週)
25577.50  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
本日の日経平均は反発が予想される。昨日はローソク足が陰線を引いて反落したが、下値支持線の200日移動平均線の近くまで下ヒゲを出した後は下げ幅を縮小し、下値での買い需要を確認する形となった。25日線の上向きや一目均衡表の三役好転キープなどから昨日の下落は大勢強気局面のスピード調整とみられ、本日は2月6日の直近高値2万7821円22銭を試す展開が期待できよう。
 

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