【寄り付き概況】
28日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比91円38銭高の2万7515円34銭。
前日の欧州株市場が総じて堅調だったほか、米国株市場でも景気敏感株やハイテク株などに押し目買いが入りNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇した。
米10年債利回りが上昇一服となったことで、足もと金利上昇に対する過度な不安心理が後退した。
ただ、上げ幅は限定的で自律反発の域を出ておらず、これを受けて東京株式市場でも積極的に上値を買い進む動きは期待しにくい面もある。
一方、低PBR株などへの根強い物色意欲は全体相場を支える効果があり、日経平均は2万7000円台半ばで強調展開が予想されるだろう。
東証株価指数(TOPIX)は続伸し、節目の2000を上回る場面がある。
日経平均への寄与度が高いファストリが買われている。前日に日本郵政が株式売却を発表したゆうちょ銀も高い。一方、任天堂や東京海上はさえない。
