3月1日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7300円-2万7500円を想定。(2月28日終値2万7445円56銭)
米国株は下落。ダウ平均は232ドル安の32656ドルで取引を終えた。
きのう2月28日の日経平均株価は、朝高後、上値が重い動きとなっていたことや、現地28日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。また、現地1日には、米2月ISM(サプライマネジメント協会)製造業景況感指数の発表を控えることもあり、手控えムードが広がる場面も想定される。
米国株安には一定の耐性を示す一方で上値は重く、27500円近辺での一進一退が続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の前半(2月28日は136円75-76銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円トビ台(同144円88-92銭)と、円高に傾いている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比45円安の2万7425円だった。
【好材料銘柄】
■モロゾフ <2217>
前期配当を20円増額修正。
■味の素 <2802>
今期最終を8%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、発行済み株式数の1.34%にあたる719万8100株の自社株を3月27日付で消却する。併せて、31年3月期にROE約20%(今期予想は11%)、EPS今期の約3倍を目指す中期経営ロードマップを発表。
■ヘッドウォータース <4011>
マルチAIプラットフォーム「SyncLect」とチャット分析ソリューション「Chat Analyzer」が日本マイクロソフトの提供する「Azure OpenAI Service」に対応。企業向けGPTサービスラインアップを拡充。
■シンプレクス・ホールディングス <4373>
今期最終を9%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、SBIホールディングス <8473> 、SBI証券と合弁会社SBIシンプレクス・ソリューションズを設立。SBIグループ向けのシステム開発・運用を開始する予定。
■メタリアル <6182>
人工知能を用いて既存の2D映像を3次元化してメタバース空間上に投影する技術「DiveVerse(ダイブバース)」を開発。
■安永 <7271>
次世代パワー半導体新材料である酸化ガリウム向けの加工設備としてワイヤソーがノベルクリスタルテクノロジー社に採用。
■カナデン <8081>
発行済み株式数(自社株を除く)の9.65%にあたる250万株(金額で28億4250万株)を上限に、3月1日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。また、251万6000株と今回取得した自己株を合わせて500万株を上限に3月8日付で消却する。
【主な経済指標・スケジュール】
1(水)
【国内】
2月新車販売台数(14:00)
2月軽自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
伊藤園
【海外】
中国2月製造業PMI(10:00)
中国2月財新製造業PMI(10:45)
米2月ISM製造業景気指数(3/2 0:00)
《米決算発表》
ロウズ、ダラー・ツリー、セールスフォース・ドットコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
