「雇用統計通過で2%超の反発」

「結果を見て原因を探すからつじつまが合わなくなる」

「雇用統計通過で2%超の反発」

週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の反発。
12月の雇用統計で非農業部門雇用者数は22万3000人増。
市場予想は20万人増加だった。
堅調な雇用の伸びを維持し、失業率も3.5%に改善した。
12月の時間当たり平均賃金は前月比0.3%上昇。
11月は0.4%上がっていた。
12月の賃金上昇率は前年同月比4.6%と11月の4.8%から低下。
21年8月以来の低い伸びとなった。
22年通年としては、雇用は450万人増加。
月間では平均37万5000人増だった。
ISM非製造業総合指数(NMI)は49.6と20年5月以来、2年7カ月ぶりに50を割り込んだ。
新型コロナウイルス流行時を除くと09年後半以来の低水準。
長期的な景気後退期の水準とされる50.1も下回った。
「賃金の伸びが鈍化しインフレ面では良いニュース。
労働参加率は再び上昇し、雇用もまだ創出されている。
これは経済にとってある意味ウィン─ウィン。
ただ一方で、ISM非製造業は本当に軟調で広範囲にわたって弱かった。
このため、ここ数十年で最も積極的なFRBの引き締めサイクルが終わりに近づいている」との見方。
週間ではS&P500が1.45%、NASDAQが0.98%、NYダウ1.46%上昇した。
S&P500とNASDAQ総合が5週ぶりの反発。
コストコ・ホールセールが12月の売上高の大幅な伸びを発表したことで7%上昇。
バイオジェンは2.8%高。
FDAが6日、エーザイとバイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を承認した。
エーザイの米国株は4%高の64.20ドルとなった。
ファイザーが2.5%高。
生活雑貨販売ベッド・バス・アンド・ビヨンドは22%と続落。
11月の製造業新規受注は前月比1.8%減。
市場予想(0.8%減)以上の落ち込みとなった。
FF金利先物市場が織り込む2月FOMCでの0.25%利上げ確率は73%。
雇用統計発表前の54%から上昇。
0.5%利上げ確率は27%。
10年国債利回りは3.559%。
2年国債利回りは4.257%。
ドル円は132円台前半。
WTI原油先物2月限は前日比0.10ドル(0.14%)高の1バレル=73.77ドル
SKEW指数は112.14→112.67→113.86。
恐怖と欲望指数は43→46。

週末のNYダウは700ドル(2.13%)高の33630ドルと反発。
高値33710ドル、安値32997ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは97.35%(前日96.32%)
NASDAQは264ポイント(2.57%)高の10569ポイントと反発。
高値10604ポイント、安値10265ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは92.04(前日92.72%)
S&P500は86ポイント(2.28%)高の3895ポ゚イントと反発。
高値3906ポイント、安値3809ポイント。
サイイコロは6勝6敗。
騰落レシオは91.69%(前日91.81%)。
ダウ輸送株指数は453ポイント(3.38%)高の13876ポイントと反発。
SOX指数は117ポイント(4.67%)高の2636ポイントと反発。
VIX指数は21.13と低下。
3市場合算出来高は111.5億株(前日102.1億株、直近20日平均は108.4億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比230円高の26160円。
ドル建ては大証日中比265円高の26160円。
ドル円は132.07円。
10年国債利回りは3.559%。
2年国債利回りは4.257%。

「10年国債利回りは0.500%と5年半ぶりの高水準」

週末の日経平均は寄り付き80円安。
終値は153円(△0.37%)高の25973円と続伸。
一時26000円台を回復した場面もあった。
日足は4日ぶりに陽線。
週間では120円下落。
週足は4週ぶりに陽線。
28日に空いた窓は26447円→26354円。
29日に空いた窓は26199円→26126円。
大発会で空いた窓は26067円→25840円。
TOPIXは6.86ポイント(△0.37%)高の185ポイントと続伸。
プライム市場指数は3.54ポイント高の965.17と続伸。
東証マザーズ指数は6.65ポイント(△0.93%)高の720.48と続伸。
プライム市場の売買代金は2兆5008億円(前日は2兆5881億円)。
値上がり1054銘柄(前662銘柄)。
値下がり696銘柄(前日1114銘柄)。
新高値9銘柄(前日7銘柄)。
新安値59銘柄(前日66銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは81.12(前日75.92)。
前日はプライム市場開設以来の低水準に落ち込んでいた。
NTレシオは13.85倍(前日13.82倍)。
12日連続で13倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
下向きの25日線(27094円)からは▲3.98%(前日▲4.82%)。
14日連続で下回った。
下向きの75日線は27241円。
14日連続で下回った。
上向きの200日線(27271円)からは▲4.78%(前日▲5.31%)。
13日連続で下回った。
下向きの5日線は25939円。
6日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.170%(前日▲9.551%%)
買い方▲11.239%(前日▲11.901%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.541%(前日▲3.608%)。
買い方▲28.209% (前日▲28.852%)。
空売り比率は48.5%(前日51.0%。14日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は9.6%(前日11.9%)。
6日ぶりに10%割れ。
12月30日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.12%(前週▲12.47%)。
3週ぶりに好転。
12月30日時点の裁定売り残は391億円増の4989億円。
2週連続でで増加。
同裁定買い残は177億円増の3911億円。
5週ぶりに増加。
当限は売り残が210億円増の4475億円。
買い残が185億円増の2385億円。
翌限以降は売り残が181億円増の514億円。
買い残が7億円減の1525億円。
日経VIは18.21(前日18.93)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.07(前日12.02倍)。
前期基準では12.88倍。
EPSは2151円(前日2148円)。
11月15日の過去最高水準は2238円。
225のPBRは1.09倍(前日1.09倍)。
BPSは23829円(前日23688円)。
10年国債利回りは0.500%(前日0.420%)。
日銀が12月に引き上げた長期金利の上限に達した。
2015年7月以来5年半ぶりの高水準。
日経平均の予想益回りは8.29%。
予想配当り利回りは2.43%。
プライム市場の予想PERは12.89倍。
前期基準では13.64倍。
PBRは1.10倍。
プライム市場の予想益回りは7.75%。
配当り利回り加重平均は2.64%。
プライム市場の単純平均は7円高の2332円
プライム市場の売買単価は2329円(前日2294円)。
プライム市場の時価総額は677兆円(前日675兆円)。
ドル建て日経平均は193.70(前日195.08)と3日続落。
9日連続で200ドル割れ。
週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比230円高の26160円。
高値26190円、安値25685円。
週末の大証先物夜間取引終値は日中比240円高の26170円。
気学では「天底の転換日となる」。
火曜は「週末来の足取りに変化を見せる日」。
水曜は「相場の分岐を司る重要日」。
木曜は「波乱あるも戻り売り」。
金曜は「上寄りは売り。下放れ買い」。
ボリンジャーのマイナス1σが26207円。
マイナス2σが25355円。
マイナス3σが24528円。
アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日」そして「変化日」。

《今日のポイント1月10日》

(1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の反発。
   10年国債利回りは3.559%。
   2年国債利回りは4.257%。
   ドル円は132円台前半。
   SKEW指数は112.14→112.67→113.86。
   恐怖と欲望指数は43→46。

(2)ダウ輸送株指数は453ポイント(3.38%)高の13876ポイントと反発。
   SOX指数は117ポイント(4.67%)高の2636ポイントと反発。
   VIX指数は21.13と低下。
   3市場合算出来高は111.5億株(前日102.1億株、直近20日平均は108.4億株)。
   シカゴ225先物円建ては大証日中比230円高の26160円。

(3)プライム市場の売買代金は2兆5008億円(前日は2兆5881億円)。
   値上がり1054銘柄(前662銘柄)。
   値下がり696銘柄(前日1114銘柄)。
   新高値9銘柄(前日7銘柄)。
   新安値59銘柄(前日66銘柄)。
   プライム市場の騰落レシオは81.12(前日75.92)。
   前日はプライム市場開設以来の低水準に落ち込んでいた。
   NTレシオは13.85倍(前日13.82倍)。
   12日連続で13倍台。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)下向きの25日線(27094円)からは▲3.98%(前日▲4.82%)。
   14日連続で下回った。
   下向きの75日線は27241円。
   14日連続で下回った。
   上向きの200日線(27271円)からは▲4.78%(前日▲5.31%)。
   13日連続で下回った。
   下向きの5日線は25939円。
   6日ぶりに上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.551%(前日▲9.339%%)
   買い方▲11.901%(前日▲12.181%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.608%(前日▲3.402%)。
   買い方▲28.852% (前日▲29.112%)。

(6)空売り比率は48.5%(前日51.0%。14日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は9.6%(前日11.9%)。
   6日ぶりに10%割れ。
   12月30日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.12%(前週▲12.47%)。
   3週ぶりに好転。
   12月30日時点の裁定売り残は391億円増の4989億円。
   2週連続でで増加。
   同裁定買い残は177億円増の3911億円。
   5週ぶりに増加。
   当限は売り残が210億円増の4475億円。
   買い残が185億円増の2385億円。
   翌限以降は売り残が181億円増の514億円。
   買い残が7億円減の1525億円。
   日経VIは18.21(前日18.93)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.07(前日12.02倍)。
   EPSは2151円(前日2148円)。
   11月15日の過去最高水準は2238円。
   225のPBRは1.09倍(前日1.09倍)。
   BPSは23829円(前日23688円)。
   10年国債利回りは0.500%(前日0.420%)。
   日銀が12月に引き上げた長期金利の上限に達した。
   2015年7月以来5年半ぶりの高水準。

(8)プライム市場の単純平均は7円高の2332円
   プライム市場の時価総額は677兆円(前日675兆円)。
   ドル建て日経平均は193.70(前日195.08)と3日続落。
   9日連続で200ドル割れ。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが26207円。
   マイナス2σが25355円。
   マイナス3σが24528円。
   アノマリー的には「リーマンショック以降株高の日」そして「変化日」。

今年の曜日別勝敗(1月6日まで)

月曜0勝0敗
火曜0勝0敗
水曜0勝1敗
木曜1勝0敗
金曜1勝0敗

12月30日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.12%(前週▲12.47%)。
3週ぶりに好転。
12月30時点の信用売り残は1675億円減の6313億円。
3週連続で減少。
同信用買い残は575億円減の3兆3423億円。
3週ぶりに減少。
信用倍率は5.29倍(前週4.26倍)。
9月30日時点以来の5倍台。
12月30日時点の裁定売り残は391億円増の4989億円。
2週連続でで増加。
同裁定買い残は177億円増の3911億円。
5週ぶりに増加。
当限は売り残が210億円増の4475億円。
買い残が185億円増の2385億円。
翌限以降は売り残が181億円増の514億円。
買い残が7億円減の1525億円。

NYで主要株価指数が2%超上昇。
理由は雇用者数の伸びが予想以上だったが賃金の伸びが鈍化したこと。
ISM非製造業の50%割れでサービス業の縮小が示されたこと。
「FRBの利上げ路線に関する懸念が緩和された」という勝手な解釈。
「失業率が53ぶり低水準となったことが真の問題。
米金融当局が労働市場のひっ迫解消に向けて2022年は全く進展しなかったことを示唆している。
しかし、平均時給の伸びが11月分で下方修正された上、12月は予想を下回った。
FOMCは時間稼ぎができる」。
あるいは「これまでと違って、良いニュースは良いニュースのようだ。
強い雇用の数字は時として悪いニュースとなるが、この日は楽観が広がっている。
賃金の伸び鈍化はパウエルFRB議長のさらなる引き締め計画に冷や水を浴びせている」。
でも結局は「イベントを通過したことが上昇の大義」だろう。
「来週の米消費者物価指数(CPI)の数字次第」。
懲りないというか賢くないというか。
理路整然とせず、勝手気ままな市場解釈の横行をグルーバルスタンダートと錯覚するからややこしくなる。
市場にうごめく両替屋や先物屋さんの偽物チックな国際経済論の展開。
「雇用は増えたが賃金の伸びは鈍化した」。
これで株高になったのではなく、イベント通過と下落限界線の位置にいたから反発したのだろう。
市場では結果と原因は得てして反対に位置するものなのだ。
つまり原因があって結果があるのではなく、結果を見て原因を探すからつじつまが合わなくなる。

◇━━━ カタリスト━━━◇

マブチモーター(6592)・・・動兆

車載用軸に小型モーター世界シェア5割以上。
中国、ベトナムなど全量海外生産。
モーターは販売単価の上昇と円安追い風。
車載・民生用共に価格転嫁。
採用増の車載用中心に数量も回復。
EVは電池もさることながらモーターが重要。

(兜町カタリスト櫻井)

株ちゃんofficial xはこちら!
目次