値下がり優勢、売りが優勢

 
東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreは軟調。ハイテク株が中心の米ナスダック総合指数が大幅安となったことを受けてバリュエーションの高い銘柄が多い東証グロース市場も売りが優勢となった。値上がり銘柄数115、値下がり銘柄数371と、値下がりが優勢だった。東証マザーズ指数の終値は前日比11.61ポイント(1.48%)安い774.83だった。世界的な景気後退への警戒で前日の欧米株式相場が大幅安となっており、国内の新興銘柄にも売りが出た。
GAテクノやフリー、エニーカラーが下落した。一方、そーせいやビジョナル、CANBASが上昇した。
 
市場関係者は「IPO関連の物色は盛んだった」と指摘した。グロース市場の売買代金は4日連続で増えており、個人投資家らの物色姿勢は強かった。
 
16日に東証グロース市場に新規上場したオープンWは、公開価格(3150円)を11%上回る3500円で初値を付け、終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)の4200円で配分された。同日に新規上場したフーディソンは公開価格と同じ2300円で初値を付け、2200円で終えた。同じく上場したリベースは公開価格(920円)の2.3倍にあたる2120円で初値を付け、終値は1671円だった。
 
個別では、オープンワーク、ウェルプレイド・ライゼストがストップ高。AI CROSSは一時ストップ高と値を飛ばした。LAホールディングス、サンワカンパニー、勤次郎、ボードルア、そーせいグループなど12銘柄は年初来高値を更新。FIXER、オンデック、VALUENEX、キャンバス、triplaが買われた。
 
 一方、アシロ、イメージ・マジックがストップ安。GA technologiesは一時ストップ安と急落した。ベースフード、ストレージ王、ジェイグループホールディングス、cotta、ピクスタなど31銘柄は年初来安値を更新。ステラファーマ、プレミアアンチエイジング、スマートドライブ、ANYCOLOR、AB&Companyが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次