様子見ムードか

 
 26日の日経平均株価は反発し、2万6405円(前週末比170円高)引けとなった。前週末の米国株高を受け、買い先行となり、上げ幅は一時200円を超えた。その後伸び悩む場面もあったが、後場に向けて持ち直しの動きとなった。15日以降ほぼ一本調子で下落(前週末終値時点で合計下げ幅は1920円)した割りには、戻りは鈍く、「当面は値固め優先だろう」との指摘があった。
きょうは先週売られた銘柄に買いが入り、先週買われた銘柄が売られたが、値動きとしては中途半端。先週売られた中では半導体株は強かったが、自動車株やハイテク株は小幅高程度で、不動産株は下落しているものも多い。一方、先週買われた方の金融株では、みずほFGなど上昇が続いたものもある。金融株以外を買いづらい状況に大きな変化が出たわけではない。本日米国や欧州は休場のため、あすは手掛かり難となる。
 
あす27日の日経平均株価は、様子見ムードか。
26日の欧米市場はクリスマスの振替休日で休場となり、手掛かり材料に乏しく、積極的な売買は期待しにくい。ただ、市場では「年末に向けては個人投資家による中小型物色の色彩が強まってくる」とみられ、個別株の短期売買に傾斜する可能性があるだろう。
 
 一方、中国では新型コロナウイルス感染者数が急増しているが、26日の中国・上海総合指数は前週末比で反発。コロナとの共生を探る中、さほど悪材料視されていない。マーケットは消費が来年回復すると予想しているもようだが、感染爆発による景気への影響は引き続き注視する必要があろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
27738.76  均衡表雲上限(週足)
27625.32  25日移動平均線
27566.78  均衡表雲上限(日足)
27520.64  26週移動平均線
27425.67  75日移動平均線
27422.37  均衡表基準線(週足)
27361.22  13週移動平均線
27304.34  均衡表転換線(週足)
27304.34  均衡表基準線(日足)
27243.68  200日移動平均線
27237.64  新値三本足陽転値
27151.04  均衡表転換線(日足)
27140.86  均衡表雲下限(日足)
26974.54  ボリンジャー:-1σ(25日)
26851.51  均衡表雲下限(週足)
26759.83  ボリンジャー:-1σ(26週)
26736.52  ボリンジャー:-1σ(13週)
26557.06  6日移動平均線
 
26405.87  ★日経平均株価26日終値
 
26323.77  ボリンジャー:-2σ(25日)
26111.81  ボリンジャー:-2σ(13週)
25999.02  ボリンジャー:-2σ(26週)
25672.99  ボリンジャー:-3σ(25日)
25487.10  ボリンジャー:-3σ(13週)
25238.21  ボリンジャー:-3σ(26週)
 

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