反落スタート、米ハイテク株安で

【寄り付き概況】

28日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比138円53銭安の2万6309円34銭。

前日の米国株市場ではNYダウが小幅続伸したものの、ナスダック総合株価指数は軟調な展開を強いられた。
米長期金利が上昇傾向にあることでハイテク系グロース株には逆風となっている。中国で新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした規制が大幅に緩和されていることはポジティブ材料だが、一方でコロナ感染者数が急増していることに対する警戒感も拭えない。

また、外国為替市場で円安方向に振れていることはプラス材料ながら、全般は売買代金が盛り上がりを欠くなか上値の重い展開を強いられそうだ。

取引開始前には、日銀が金融緩和策を修正した12月19~20日開催分の金融政策決定会合の主な意見を公表した。黒田東彦総裁が金融政策の路線転換を否定するなか、金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢が確認できるかどうか注目を集めていたが、現時点で相場への影響は限られている。

東証株価指数(TOPIX)は反落している。

個別では、東エレクやアドテストが売られている。エムスリーも安い。東建物や菱地所も下落している。半面、株式分割を発表したOLCが高い。三菱UFJや三井住友FGが買われている。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次