東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreともに続伸。東証マザーズ指数は続伸した。終値は前日比9.53ポイント(1.32%)高い730.41だった。前日の米株式市場で主要3指数が上昇し、投資家心理が上向いた。国内の新興銘柄にも買いが入った。前日の米長期金利が低下したことも、マザーズ指数を構成する高PER(株価収益率)のグロース(成長)株の支援材料だった。
そーせいやフリー、ビジョナルが上げた。一方、EDPやエニーカラーは下げた。
年間では21年末(987.94)を26.1%下回り、2年連続の下落となった。下落率は18年(34.1%)以来の大きさだった。「年間を通じて米金利高が東証マザーズ指数の重荷だった。日経平均株価と比べても出遅れ感はあったが、主力株に積極的な買いを入れにくい地合いが続いた」と指摘した。
29日に東証グロース市場に新規上場したスマサポは上場2日目の30日、公開価格(800円)の2.8倍にあたる2250円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限である初値比500円(22.2%)高の2750円で配分された。
値上がり銘柄数352、値下がり銘柄数142と、値上がりが優勢だった。
個別では、monoAI technology、スマサポがストップ高。BTM、アジャイルメディア・ネットワークは一時ストップ高と値を飛ばした。ディジタルメディアプロフェッショナル、I-ne、オープンワーク、ELEMENTS、日本スキー場開発など7銘柄は年初来高値を更新。エディア、FIXER、アミタホールディングス、フィードフォースグループ、フリークアウト・ホールディングスが買われた。
一方、ホープがストップ安。ルーデン・ホールディングス、ベガコーポレーション、はてな、アクアラインは年初来安値を更新。jig.jp、サンクゼール、トライアイズ、マイクロアド、日本電解が売られた。
目次
