【寄り付き概況】
2日午前の日経平均株価は、前営業日比116円62銭安の2万7562円30銭で始まった。 東証株価指数(TOPIX)は、5.08ポイント安の1933.42で始まった。
前日の欧州株市場はほぼ全面高だったものの、米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに取引前半から売りに押されマイナス圏で引けた。2日に発表が予定されるFOMCとパウエルFRB議長の記者会見を目前に控え、FRBの金融引き締めスタンスがタカ派に傾斜することに対する警戒感が募り、主力銘柄中心に買い手控えムードが強まった。
東京株式市場でも米株市場の地合いを引き継ぎ、様子見ムードが広がるなか日経平均は下値を探る展開となっている。下値を大きく売り込む動きも見込みにくく、狭いレンジでのもみ合いが想定される。
3日は東京市場が文化の日で休場のため、いったん利益確定売りも出やすいようだ。
ソニーGなど好決算銘柄には買いが集まり、相場の下支えになっている。
個別では、ファストリ、東エレク、テルモ、ファナックが安い。一方、KDDI、味の素、ニチレイ、TDKが高い。
