「現象と解釈」
「4日続落」
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落。
国債利回り上昇が悪材料。
アップルが4.24%、アルファベットが4.07%、クアルコムが7.66%下落。
一方ボーイングが6.34%高。
キャタピラーが2.20%高。
ISM非製造業総合指数は54.4。
2020年5月以来、約2年半ぶりの低い水準。
9月は56.7。
市場予想は55.5だった。
新規受注指数は56.5となり、9月の60.6から低下。
10月の支払い価格指数は70.7と、9月の68.7から上昇した。
雇用指数は49.1と、9月の53.0から低下。
50を下回ったのは今年5回目。
9月の製造業新規受注は前月比0.3%増。
ほぼ市場予想と一致した。
8月は0.2%増。
9月の前年同月比は13.0%増だった。
第3四半期の非農業部門の労働生産性は年率換算で前期比0.3%上昇。
市場予想は0.6%上昇だった。
前年同期比では1.4%低下。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は21万7000件。
1000件減少した。
市場予想は22万件だった。
週間継続受給件数は前週比4万7000件増の148万5000件。
FF金利先物市場が織り込む金利予想。
「FRBは来年3月までにFF金利を5%超に引き上げ。
23年中はほぼその水準を維持する」。
FOMCは12月と2月に0.5%ポイントの利上げ。
3月にも少なくとも0.25%ポイントの追加利上げ。
政策金利を5.00─5.25%にするとの見方。
政策金利は5.25─5.50%となり、年後半には5%をやや下回る程度になる確率が50%。
2年国債と10年国債のイールドギャップはマイナス0.582%。
10年国債利回りは4.149%。
2年国債利回りは4.718%。
イングランド銀行政策金利を0.75%ポイント引き上げ3%とした。
これを受けポンド/ドルは2%近く下落し1.1165ドル。
2週間ぶりの安値水準。
ドル円は148円台前半。
WTI原油先物12月限は前日比1.83ドル(2%)安の88.17ドル。
ビットコインは20ドル高の20285ドル。
SKEW指数は111.44→111.99→110.34。
恐怖と欲望指数は50→54。
木曜のNYダウは146ドル(0.46%)安の32001ドルと4日続落。
高値33071ドル、安値32139ドル。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオ(25日)は120.06(前日115.61)。
NASDAQは181ポイント(1.73%)安の10342ポイントと4日続落。
高値10486ポイント、安値10319ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオ(25日)は101.06(前日98.55)。
S&P500は39ポイント(1.06%)安の3733ポ゚イントと4日続落。
高値3894ポイント、安値3758ポイント。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオ(25日)は110.65(前日104.99)。
ダウ輸送株指数は106ポイント(0.81%)高の13200ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は35ポイント(1.53%)安の2292ポイントと続落。
VIX指数は25.30。
3市場の合算売買高は118.1億株(前日128億株。過去20日平均は116.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比385円安の27255円。
ドル建ては大証日中比380円安の27260円。
ドル円は148.27円。
10年国債利回りは4.149%。
2年国債利回りは4.718%。
「失望売りで急落」
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って急落。
FOMC声明で将来的な利上げ幅縮小の可能性は示され楽観的な見方が拡大。
株価は上昇した。
その後のパウエルFRB議長の発言で下落に転じた。
「失望に見舞われた瞬間かもしれない。
今回のようなやり方はすべきではなかった」という指摘もある。
S&P500の下落率は10月7日以来の大きさだった。
国債利回りは上昇。
FRBパウエル議長の「インフレはなお高止まりし利上げ停止検討は時期尚早」というコメントに反応した。
FOMCでFF金利の誘導目標を0.75%ポイント引き上げ、3.75─4.00%とした。
「金融引き締めの累積効果を考慮し、今後の利上げ幅がより小規模なものになる可能性」も出た来た。
これを受け債券利回りは一時低下した。
しかし、パウエル議長が会見でタカ派トーンを維持したことから上昇に転じた。
2年債と10年債のイールドギャップは一時マイナス0.537%まで拡大した。
その後マイナス0.495%程度に縮小した。
12月のFOMCで0..5%利上げの可能性は56.8%。
0.75%利上げの可能性は43.2%。
ADP全米雇用報告で民間部門雇用者数は10月に23万9000人増加。
滋養予想は19万5000人増だった。
9月分は20万8000人増から19万2000人増に下方修正された。
4日に発表される10月の雇用統計で非農業部門雇用者数が20万人増加と予想されている。
9月は26万3000人増だった。
10年国債利回りは4.096%。
2年国債利回りは4.611%。
ドル円は147円台後半。
WTI原油先物12月限は前日比1.63ドル(1.84%)高の1バレル=90.00ドル。
SKEW指数は111.96→111.44→111.99。
恐怖と欲望指数は58→50。
水曜のNYダウは505ドル(1.55%)安の32147ドルと3日続落。
高値33071ドル、安値32139ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオ(25日)は115.61(前日132.40)。
NASDAQは366ポイント(3.36%)安の10524ポイントと3日続落。
高値10993ポイント、安値10522ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオ(25日)は98.55(前日107.31)。
S&P500は96ポイント(2.50%)安の3759ポ゚イントと3日続落。
高値3894ポイント、安値3758ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオ(25日)は104.99(前日121.65)。
ダウ輸送株指数は426ポイント(3.15%)安の13094ポイントと続落。
SOX指数は74ポイント(3.09%)安の2328ポイントと反落。
VIX指数は25.86。
3市場の合算売買高は128億株(前日111.1億株。過去20日平均は115.7億株)。
225先物CME円建ては大証日中比325円安の27315円。
ドル建ては大証日中比320円安の27320円。
ドル円は147.90円。
10年国債利回りは4.096%。
2年国債利回りは4.611%。
「見かけは3陽連」
火曜の日経平均は寄り付き116円安。
終値は15円(▲0.06%)安の27663円と3日ぶりに反落。
日足は3日連続で陽線(28日のほぼ十字線を入れると4日連続)。
一応3陽連に見える。
TOPIXは1.96ポイント(△0.10%)高の1940ポイントと3日続伸。
日銀は6月18日以来93日間ETFを買っていない。
プライム市場指数は0.9ポイント高の998.55と3日続伸。
東証マザーズ指数は1.02%安の737.85と4日続落。
プライム市場の売買代金は3兆3799億円(前日は3兆1220億円)。
値上がり739銘柄(前日849銘柄)。
値下がり1019銘柄(前日911銘柄)。
新高値64銘柄(前日72銘柄)。
新安値35銘柄(前日21銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは101.41(前日104.84)。
NTレシオは14.26倍(前日14.28倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
上向きの25日線(26941円)からは△2.68%(前日△2.90%)。
12日連続で上回った。
上向きの75日線は27594円。
3日連続で上回った。
下向きの200日線(27169円)からは△1.82%(前日△1.86%)。
3日連続で上回った。
上向きの5日線は2746円。
3日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.449%(前日▲13.477%)
買い方▲9.502%(前日▲9.123%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.076%(前日▲9.213%)。
買い方▲25.981% (前日▲24.908%)。
空売り比率は44.5%(前日42.1%。33日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.3%(前日6.8%)。
10月28日時点のQuick調査の信用評価損率は▲10.70%(前週▲11.04%)。
2週連続で好転。
10月28日時点の裁定売り残は192億円増の4804億円。
2週ぶりに増加。
同裁定買い残は1912億円減の6193億円。
6週連続で減少。
当限は売り残が189億円増の4379億円。
買い残が1982億円減の4211億円。
翌限以降は売り残が3億円増の425億円。
買い残が69億円増の1981億円。
日経VIは21.88(前日22.04)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.74倍(前日12.81倍)。
前期基準では13.48倍。
EPSは2171円(前日2160円)。
225のPBRは1.17倍(前日1.17倍)。
BPSは23643円(前日23657円)。
10年国債利回りは取引不成立(前日0.245%)。
プライム市場の予想PERは13.51倍。
前期基準では14.24倍。
PBRは1.17倍。
日経平均の予想益回りは7.85%。
同配当利回りは2.33%。
プライム市場の予想益回りは7.40%。
配当り利回り加重平均は2.53%。
プライム市場の単純平均は6円安の2405円。
プライム市場の売買単価は2362円(前日2532円)。
プライム市場の時価総額は705兆円(前日704兆円)。
ドル建て日経平均は187.56(前日186.84)と3日続伸。
33日連続で200ドル割れ。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比385円安の27255円。
高値27400円、安値27170円。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比325円安の27315円。
高値27740円、安値27300円。
水曜の大証先物夜間取引終値は日中比330円安の27310円。
気学では「押し目買い良し」。
月曜は「変化日にして大動きする。波動につけ」。
火曜は「押し目買い方針」。
水曜は「高値は利食い千人力」。
木曜は「朝高買うべからず」。
金曜は「朝安は買い。高きは見送りのこと」。
ボリンジャーのプラス1σが27427円。
プラス2σが27912円。
プラス3σが28897円。
マイナス1σが26456円。
週足陽線陽線基準は27487円。
アノマリー的には「株高の特異日」。
《今日のポイント11月4日》
(1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落。
10年国債利回りは4.149%。
2年国債利回りは4.718%。
ドル円は148円台前半。
SKEW指数は111.44→111.99→110.34。
恐怖と欲望指数は50→54。
(2)ダウ輸送株指数は106ポイント(0.81%)高の13200ポイントと3日ぶりに反発。
SOX指数は35ポイント(1.53%)安の2292ポイントと続落。
VIX指数は25.30。
3市場の合算売買高は118.1億株(前日128億株。過去20日平均は116.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比385円安の27255円。
(3)プライム市場の売買代金は3兆3799億円(前日は3兆1220億円)。
値上がり739銘柄(前日849銘柄)。
値下がり1019銘柄(前日911銘柄)。
新高値64銘柄(前日72銘柄)。
新安値35銘柄(前日21銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは101.41(前日104.84)。
NTレシオは14.26倍(前日14.28倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
(4)上向きの25日線(26941円)からは△2.68%(前日△2.90%)。
12日連続で上回った。
上向きの75日線は27594円。
3日連続で上回った。
下向きの200日線(27169円)からは△1.82%(前日△1.86%)。
3日連続で上回った。
上向きの5日線は2746円。
3日連続で上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.449%(前日▲13.477%)
買い方▲9.502%(前日▲9.123%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.076%(前日▲9.213%)。
買い方▲25.981% (前日▲24.908%)。
(6)空売り比率は44.5%(前日42.1%。33日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は7.3%(前日6.8%)。
10月28日時点のQuick調査の信用評価損率は▲10.70%(前週▲11.04%)。
2週連続で好転。
10月28日時点の裁定売り残は192億円増の4804億円。
2週ぶりに増加。
同裁定買い残は1912億円減の6193億円。
6週連続で減少。
当限は売り残が189億円増の4379億円。
買い残が1982億円減の4211億円。
翌限以降は売り残が3億円増の425億円。
買い残が69億円増の1981億円。
日経VIは21.88(前日22.04)。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.74倍(前日12.81倍)。
EPSは2171円(前日2160円)。
225のPBRは1.17倍(前日1.17倍)。
BPSは23643円(前日23657円)。
10年国債利回りは取引不成立(前日0.245%)。
(8)プライム市場の単純平均は6円安の2405円。
プライム市場の時価総額は705兆円(前日704兆円)。
ドル建て日経平均は187.56(前日186.84)と3日続伸。
33日連続で200ドル割れ。
(9)ボリンジャーのプラス1σが27427円。
プラス2σが27912円。
プラス3σが28897円。
マイナス1σが26456円。
週足陽線陽線基準は27487円。
アノマリー的には「株高の特異日」。
今年の曜日別勝敗(11月2日まで)
↓
月曜20勝18敗
火曜25勝18敗
水曜21勝21敗
木曜22勝19敗
金曜20勝19敗
10月28日時点のQuick調査の信用評価損率は▲10.70%(前週▲11.04%)。
2週連続で好転。
10月28日時点の信用売り残は149億円減の6875億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は318億円減の3兆1160億円。
3週ぶりに減少。
信用倍率は4.53倍(前週4.48倍)。
10月28日時点の裁定売り残は192億円増の4804億円。
2週ぶりに増加。
同裁定買い残は1912億円減の6193億円。
6週連続で減少。
当限は売り残が189億円増の4379億円。
買い残が1982億円減の4211億円。
翌限以降は売り残が3億円増の425億円。
買い残が69億円増の1981億円。
現象はFOMC通過でのNY急落。
パウエル議長の発言を水を差すような解釈で覆っての株安債券高。
「利上げの一時停止を考えるのは非常に時期尚早だ」。
そんなこと市場でさえ予想していないし、0.75%→0.5%になるだけで十分だろう。
それでもネガな心理が拡大したのは「株価が上昇していたから」という方がすっきりする。
NYダウは10月間で13.95%上昇。
1カ月の上昇率としては1976年1月以来46年9カ月ぶりの高水準。
しかも理由は「FRBが12月に利上げ幅を縮めるとの観測が浮上」。
その通りになったにも関わらずの急落は46年9カ月ぶりの上昇の反動なのだろう。
日々の猫の目のように変わる解釈にいちいち関わると創造力と発想が鈍るような気がする。
スケジュールを見てみると・・・。
【11月】9勝1敗、(勝率90%、1位)
気学では「今月は突っ込み買いで小幅に稼ぐとき」。
4日(金)米雇用統計、上げの特異日
6日(日)国連気候変動枠組条約第27回締結国会議(エジプト)、NY市場冬時間入り(→3月12日)
7日(月)米消費者信用残高、中国貿易収支、天赦日、下げの特異日、変化日
8日(火)家計調査、景気動向指数、米中間選挙、株安の日
9日(水)景気ウォッチャー調査、中国生産者・消費者物価株安の日
10日(木)マネーストック、都心オフィス空室率、米消費者物価。財政収支
11日(金)オプションSQ、国内企業物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感、株高の日L、中国独身の日、MSCI日本株指数リバランス発表、
14日(月)株高の日L
15日(火)7ー9月期GDP速報値、米生産者物価、NY連銀製造業景況感、独ZEW景況感、中国各種経済指標
16日(水)機械受注、第3次産業活動指数、訪日外客数、米小売り売上高、輸出入物価、鉱工業生産、NAHB住宅価格指数、対米証券投資
17日(木)貿易統計、米住宅着工件数、建設許可件数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、変化日
18日(金)消費者物価、米中古住宅販売件数、APEC首脳会議(→19日バンコク)
20日(日)FIFAワールドカップカタール2022開幕(→12月18日)
21日(月)首都圏マンション発売、株高の日L
22日(火)株高の日L
23日(水)勤労感謝の日で休場、米耐久財受注、新築住宅販売件数、FOMC議事録
24日(木)独IFO景況感、感謝祭でNY休場、株安の日L、変化日
25日(金)東京都区部消費者物価、企業向けサービス価格指数、米ブラックフライデー、
28日(月)米サイバーマンデー、 株高の日L
29日(火)失業率、商業動態統計、CB消費者信頼感、S&P住宅価格指数、FIFA住宅価格、株高の日L
30日(水)鉱工業生産、米ADP雇用レポート、GDP改定値、中国製造業非製造業PMI、MSCIパッシブ売買インパクト
(兜町カタリスト櫻井)
