堅調展開か

8日の東京株式市場は、続伸後も堅調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7300円-2万7700円を想定。(7日終値2万7527円64銭)
米国株は上昇。NYダウ平均は423ドル高の32827ドルで取引を終えた。米中間選挙を前に米国株に強い動きが見られたことから、日本株もこれを好感した買いが入ると予想する。

日経平均株価はきのう7日に大幅反発した動きや、現地7日の米国株式が続伸したことも追い風に、買い先行スタートとなりそう。
23年3月期第2四半期累計(22年4-9月)の決算発表が続くなか、好地合いを背景に、好業績銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。

為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の半ば(7日は147円51-54銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=146円台の後半(同146円42-46銭)と円安に傾いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比70円高の2万7620円だった。

【好材料銘柄】 

■マルハニチロ <1333> 
今期経常を一転16%増益に上方修正・5期ぶり最高益更新へ。

■住友精化 <4008> 
今期経常を一転35%増益に上方修正・2期ぶり最高益、配当も80円増額。

■ドリームインキュベータ <4310> 
上期経常が黒字浮上で着地。また、第一生命ホールディングス <8750> が実施する子会社アイペットホールディングス <7339> [東証G]に対するTOBに応募。TOB成立の場合、23年3月期に約182億円を特別利益に計上する。

■gooddaysホールディングス <4437> [東証G]
上期経常を一転2.4倍増益に上方修正・3期ぶり最高益、通期も増額。

■東海カーボン <5301> 
1-9月期(3Q累計)経常が83%増益で着地・7-9月期も84%増益。

■チャーム・ケア・コーポレーション <6062> 
7-9月期(1Q)経常は40%増益で着地。

■JALCOホールディングス <6625> 
今期経常を87%上方修正・最高益予想を上乗せ。

■日本CMK <6958> 
上期経常が15倍増益で着地・7-9月期は黒字浮上。

■アイペットホールディングス <7339> [東証G]
第一生命ホールディングス <8750> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株3550円で7日終値を48.5%上回る水準。買い付け期間は11月8日から12月20日まで。

■キング <8118> 
発行済み株式数(自社株を除く)の4.22%にあたる70万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月8日から23年3月24日まで。

■三信電気 <8150> 
今期経常を一転26%増益に上方修正、配当も50円増額。

■いであ <9768> 
今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ。

【主な経済指標・スケジュール】

8(火)
【国内】
日銀金融政策決定会合の主な意見(10/27~10/28開催分)
9月家計調査(8:30)
9月景気動向指数 (14:00)
《決算発表》
NTT、任天堂、ダイキン、三菱商、スズキ、INPEX、パンパシHD、住友鉱、東レ、三菱ケミG、出光興産、明治HD、ダイフク、SUMCO、飯田GHD、清水建、アズビル、しずおか、三井化学、ユー・エス・エス、王子HD、アコム、ハーモニック、名鉄、京阪HD、三菱ガス、参天薬、Gウイン、シップHD、デンカ、ハウス食G、DeNA、芙蓉リース、フジテック、丸一管、ピジョン、日化薬、伊藤米久、サワイGHD、GSユアサ、科研薬、住友倉、日鉄物産、古河電、ミズホリース、安藤ハザマ、アトム、ダスキン、グローリー、船総研HD、セイコーG、キッセイ薬、パーカライ、エレコム、タカラトミー、加賀電、アース製薬、武蔵精密、UACJ

【海外】
米国中間選挙
米3年国債入札
《米決算発表》
ウォルト・ディズニー

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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