続落スタート、前日の米株安引き継ぐ

【寄り付き概況】

10日午前の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比257円35銭安の2万7459円08銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、14.94ポイント安の1934.55で始まった。

前日の米国株市場では、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大きく下値を探る展開でいずれも4日ぶりに反落となった。NYダウは直近3営業日で1100ドルあまりの上昇をみせていたこともあり、その反動が出る形となった。

中間選挙は共和党有利と見られていた上院で大接戦となっており、これが株式市場にはマイナスに働いているとの見方がある。東京株式市場でもこの流れを引き継ぎ、リスク回避目的の売りが優勢となっている。
値がさ株に売りが先行している。暗号資産(仮想通貨)ビットコイン価格が急落し、投資家心理を悪化させている面もある。
暗号資産(仮想通貨)交換業者が同業の救済買収を撤回すると伝わり、ビットコイン価格が大きく下落している。9日の米株式市場では、ナスダック総合株価指数が2%超下げるなどハイテク株の下落が目立った。

日本時間今晩に発表される米消費者物価指数(CPI)の結果を確認したいとの思惑もあり、押し目に積極的に買い向かう動きも期待しにくいだろう。

個別では、ソフトバンクグループ、ファストリ、東エレクが下落。今期純利益見通しを上方修正したホンダも安い。一方、ネクソン、三菱商が高い。「百貨店子会社を米投資ファンドに売却する最終調整に入った」と伝わったセブン&アイも買われている。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次