【寄り付き概況】
3日午前の日経平均株価は、前営業日比158円26銭安の2万5778円95銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、8.62ポイント安の1827.32で始まった。
前週末の米株式市場で主要3指数が年初来安値を更新。米株安が止まらず、投資家心理は一段と冷え込んでいる。リスク回避の売りは日本株に波及し、主力の値がさ株を中心に値を下げて指数を押し下げている。
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欧米景気の悪化で国内の企業業績の先行きにも慎重な見方が広がるなか、小売株の一角の下落も目立っている。日銀が3日発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)で大企業・製造業の業況判断指数(DI)が3四半期連続の悪化となったのも重荷になっている。
ただ、前週1週間で日経平均は1200円あまりも水準を切り下げていることで、目先下げ過ぎ是正の買い戻しや押し目買いの動きなども想定され、下値は限定的となる可能性もあるだろう。
個別では、ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、KDDI、セブン&アイが安い。一方、信越化、デンソー、トヨタは上昇している。
