あす5日の東京株式市場で、主要株価指数はもみ合い展開か。
4日の日経平均株価は大幅続伸し、2万6992円(前日比776円高)引けとなった。米長期金利の低下を背景に3日の米国株式が3営業日ぶりに急反発し、その後の時間外取引の米株価指数先物の一段高も支援した。心理的なフシ目となる2万7000円を目前にとらえ、現地4日の米長期金利・米国株次第で大台回復が期待される状況だ。ただ、市場では「2万7000円台前半の水準からは戻り売りが出やすいとみられ、ここから上は売買が交錯する可能性がある」との声が聞かれた。
テクニカル上では、26週線(2万7261円)、200日線(2万7330円)、75日線(2万7405円)、25日線(2万7430円)など上値抵抗線がズラリと並ぶ。また、次なる「マド」(9月21日安値2万7297円-22日高値2万7197円)を控えており、上昇の勢いが続くかどうかが注目されるだろう。
「週末の米9月雇用統計、来週の米CPI(消費者物価指数)、来月のFOMC(米連邦公開市場委員会)というスケジュールを控え、結果次第で揺れる可能性がある」だけに戻りを試す展開になりにくいとの指摘もある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
27738.76 均衡表雲上限(週足)
27716.60 13週移動平均線
27430.15 25日移動平均線
27422.37 均衡表転換線(週足)
27405.36 75日移動平均線
27371.50 均衡表雲下限(日足)
27371.50 均衡表基準線(週足)
27330.03 200日移動平均線
27261.84 26週移動平均線
27207.45 均衡表基準線(日足)
27153.83 新値三本足陽転値
26992.21 ★日経平均株価4日終値
26915.81 均衡表雲下限(週足)
26911.85 ボリンジャー:-1σ(13週)
26686.96 ボリンジャー:-1σ(25日)
26544.65 均衡表転換線(日足)
26435.41 ボリンジャー:-1σ(26週)
26385.52 6日移動平均線
26107.11 ボリンジャー:-2σ(13週)
25943.76 ボリンジャー:-2σ(25日)
25608.98 ボリンジャー:-2σ(26週)
25302.36 ボリンジャー:-3σ(13週)
25200.56 ボリンジャー:-3σ(25日)
ローソク足はマド空けを伴って水準を切り上げ、上下のヒゲが極端に短い「陽の丸坊主」に近い形状で足元の買い意欲の強さを示した。9月13日高値から昨日安値までの3分の1戻し26634.56円をクリアしたほか、5日移動平均線が上向きに転換。週足では今週の陽線胴体部分が先週の陰線胴体部分を覆う「包み線」を形成中でもあり、反騰トレンド入りが想定される。反面、下降を続ける25日線は75日線の24.79円上まで迫ってデッドクロス形成を窺っており、中期的には依然として強い下落圧力が残っている模様。
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