10日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、前週末比93ドル91セント(0.3%)安の2万9202ドル88セントで終えた。
【シカゴ日本株先物概況】
10日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前週末比50円安の2万6665円で引けた。
シカゴ連銀のエバンス総裁のタカ派発言を受け、11月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ観測が一段と強まり売りが再燃し下落に転じた。米株式相場が下落し、日経平均先物にも売りが波及した。
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
26665 ( -435 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
26670 ( -430 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 6959.31(-31.78)
10日のFTSE100種総合株価指数は4日続落した。前週末に比べ31.78ポイント(0.45%)安の6959.31で引けた。英国債市場で債券利回りが上昇(価格は下落)し、債券市場の不安定化への警戒感から株売りが優勢だった。
FTSEでは、ヘイリオン(製薬大手グラクソ・スミスクラインから分離)が2.9%安と下落率トップ。エネルギー小売大手セントリカ(2.7%安)や航空機エンジン製造大手ロールス・ロイス(2.4%安)も売られた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12272.94(-0.06)
10日のドイツ株価指数(DAX)は横ばい。前週末に比べ0.06ポイント(0.0%)安の1万2272.94で終えた。欧州中央銀行(ECB)の大幅利上げ継続観測やロシアとウクライナとの戦争が一段と激化するとの警戒感が相場の重荷となった。一方、前週末までに大幅下落していた反動で、戻り期待の買いが下値を支えた。
DAXでは、フォルクスワーゲンが4.5%安と売り込まれた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5840.55(-26.39)
フランスCAC40種指数は0.45%安だった。
前週末の米雇用統計を受け、米国が積極的な利上げを続けるとの観測が重しとなった。
