東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数は軟調。東証マザーズ指数の前引けは前週末比6.94ポイント(0.96%)安い718.29だった。前週末7日と10日の米株式相場が下落して投資家心理が悪化し、国内新興市場でもビジョナルなど主力銘柄を中心に売りが優勢だった。
日経平均株価が2%以上の下落率となったのに比べると、東証マザーズ指数の下落率は限られた。「東証プライムの上場銘柄に比べて中小型株は外需の影響を受けにくく、国際情勢の悪化が意識されるなかで消去法的に買いが入った可能性がある」との見方を示した。東証グロース市場ではウェルスナビやエニーカラーが売られた。一方、エネチェンジやそーせいは買われた。
値上がり銘柄数122、値下がり銘柄数339と、値下がりが優勢だった。
個別では、シリコンスタジオがストップ高。ENECHANGEは一時ストップ高と値を飛ばした。日本スキー場開発、マイクロ波化学、M&A総合研究所など4銘柄は年初来高値を更新。プレイド、インティメート・マージャー、マイクロアド、イメージ情報開発、ディジタルメディアプロフェッショナルが買われた。
一方、ルーデン・ホールディングス、ユナイテッド、農業総合研究所、ネットイヤーグループ、ランサーズなど18銘柄が年初来安値を更新。キューブ、メディア工房、サンウェルズ、FIXER、ヌーラボが売られた。
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