東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数は大幅高。東証マザーズ指数の終値は前日比16.45ポイント(2.35%)高の715.58と、前日に割り込んだ節目の700を回復した。前日の米株式相場が急反発したのを受けて、新興企業向け市場の主力銘柄を買い直す動きが出た。個別に発生した材料の物色も広がり、指数を押し上げた。
マザーズ指数の週足チャート上では、ここ3カ月ほど下値支持線となっていた13週移動平均が右肩上がりとなり、720程度の水準に位置して上値を抑える格好になっている。市場では「新興の主要企業の決算発表が本格化するまでは方向感が出にくい」との見方があった。
そーせいやフリー、TKPが上昇した。一方で、エヌピーシーやスローガン、バンクオブイが下げた。
値上がり銘柄数357、値下がり銘柄数109と、値上がりが優勢だった。
個別では、Kudan、QDレーザがストップ高。ビーマップ、リグア、Retty、グローム・ホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ティーケーピー、Mマート、グローバルセキュリティエキスパート、そーせいグループ、シンメンテホールディングスなど12銘柄は年初来高値を更新。ティアンドエス、キャリア、ステムリム、CS-C、アスタリスクが買われた。
一方、トリプルアイズ、グッピーズが一時ストップ安と急落した。ファンデリー、データセクション、ピー・ビーシステムズ、BASE、キッズウェル・バイオなど18銘柄は年初来安値を更新。エヌ・ピー・シー、スローガン、ストリームメディアコーポレーション、インターファクトリー、バンク・オブ・イノベーションが売られた。
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