反発スタート、前週末の米株高で

【寄り付き概況】

24日午前の日経平均株価は、前営業日比342円42銭高の2万7233円00銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、20.60ポイント高の1902.58で始まった。

前週末は欧州の主要株市場が総じて軟調な地合いだったが、米国株市場は取引開始後に次第高の展開となり、NYダウは750ドル近く上昇し、この日の高値圏で引けている。ナスダック総合株価指数も高値圏で着地した。

米ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が21日、「FRBは11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、その次の12月会合での利上げ幅縮小を協議する」と伝えた。

米企業の決算発表の内容が事前コンセンサスよりも上回っているとの認識や、FRBが年内にも金融引き締めピッチを緩めるのではないかとの観測が浮上し、景気敏感株などを中心に買われた。

東京株式市場でもこれを受けて、幅広く買い戻しの動きが表面化しており、日経平均は寄り付きで2万7000円台を回復した。

なお、外国為替市場では政府・日銀の為替介入の動きを背景に円が買い戻され、一時1ドル=144円台まで一気に円高方向に振れる場面もあったが、その後1ドル=149円台後半まで円安方向に押し戻されるなど乱高下している。
市場では「日米の金融政策の違いから円安の方向性は変わっておらず、株価への影響は限られそうだ」との見方があった。

週明けの東京株式市場では東エレクやソフトバンクグループ(SBG)など主力銘柄に買いが入っている。

個別では、住友鉱やアドテスト、川崎汽が上昇。リクルートや信越化が買われている。一方、三越伊勢丹や京王、三井不が安い。

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