【寄り付き概況】
26日午前の日経平均株価は、前営業日比160円36銭高の2万7410円64銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、9.47ポイント高の1916.61で始まった。
取引時間中としては9月下旬以来、およそ1カ月ぶりの高値水準となる。米株高を受け、海外勢が日本株に買いを入れている。
東京株式市場は米株高を追い風にリスク選好の地合いが継続している。
前日の米国株市場では発表された企業決算の内容が事前予想を上回るケースが多いことで、これを好感する形で全体指数が押し上げられ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに3日続伸となった。
米長期金利が大幅低下したことも市場のセンチメントを改善させている。
ただ、この日発表されたアルファベットの決算がコンセンサスを下回ったことから時間外で株価を下落させており、この影響が東京株式市場にも及ぶ可能性がある。買い一巡後の日経平均の動きが注目されるだろう。
エムスリーなどグロース(成長)株の値上がりが目立つ。
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)は年初来高値を更新し、6000円台を回復。ファストリ、第一三共、ファナックが高い。
一方、東エレク、三菱電機、商船三井、川崎汽が安い。
