【寄り付き概況】
6日午前の日経平均株価は、前営業日比30円54銭高の2万7650円15銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、0.74ポイント高の1929.53で始まった。
前日の米国株市場がレーバーデーの祝日に伴い休場だったことから、東京株式市場は足もと手掛かり材料難のなか模様眺めムードが強い。
前日の欧州株市場はドイツをはじめ主要国の株式市場が総じて軟調だった。
ロシアが停止していたノルドストリームによる天然ガス供給について再開を先延ばししていることから、経済への影響が警戒されリスク回避目的の売りが優勢だった。東京株式市場は欧州株安に足を引っ張られやすいものの、日経平均は直近まで4日続落しており、目先自律反発に向けた押し目買いも予想される。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は5日、10月から日量10万バレル減産することで合意した。原油価格の上昇圧力が強まるとして、INPEXやENEOSは小高く推移している。
前日のフランクフルト株式市場でドイツ株価指数は前週末に比べ2%超の下落で終えた。エネルギー価格の高騰が景気を下押しする懸念が売りが出ていた。東京株式市場でも投資家心理の悪化を映した売りが出た。
個別では、大塚HDや塩野義が上げた。一方、日立建機やクボタが下げた。日野自や三菱自、スズキが安い。
