【寄り付き概況】
13日午前の日経平均株価は、前営業日比14円10銭高の2万8556円21銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、1.16ポイント高の1981.38で始まった。
前日の米株式市場で、ナスダック総合株価指数は前週末比1.3%上昇した。日本時間夜に発表を控える8月の米消費者物価指数(CPI)は、ガソリン価格などの下落に伴い前月から伸びが鈍化すると予想されている。米国の金融引き締めペースが緩むとの思惑からハイテク株中心に買い戻しが入った。東京株式市場でも投資家心理が下支えされている。
日経平均は12日までの3営業日で1100円超上昇していた。欧米や中国を中心に世界経済への先行き不安が根強いなか、市場では短期的な過熱感を指摘する声があり、利益確定の売りや戻り待ちの売りが出やすくなっている。
個別では、任天堂やJR東日本、住友鉱が上昇。エムスリーやデンソー、ANAHDが買われている。半面、マツダやSUBARU、オリンパスが下落。三越伊勢丹や高島屋、シャープが売られている。
