大幅安の展開か

14日の東京株式市場は、反落後、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7800円-2万8200円を想定。(13日終値2万8614円63銭)

注目された米8月CPIが市場予想を上回り、インフレピークアウトへの期待が大きく後退。米国株は全面安かつ、値幅を伴った下落となった。ダウ平均は1276ドル安の31104ドルで取引を終了。ナスダックの下落率は5%を超えた。

現地13日の米国株安を受け、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比770円安の2万7630円だった。

朝方は、同清算値にサヤ寄せする動きが先行するとみられる。売り一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の動向に左右される場面もありそう。
きょうに関してはリスクを回避したいとの売りが止まらないだろう。
海外の経済状況に影響を受けづらい、内需系の中小型株に物色の矛先が向かうことも想定される。

為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(12日は142円25-26銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の前半(同144円33-37銭)と小動き。

【好材料銘柄】 

■nms ホールディングス<2162> 
上期経常を一転黒字に上方修正、通期も増額。

■鳥貴族ホールディングス<3193>
「やきとり大吉」を全国展開するダイキチシステムの株式をサントリーホールディングスから取得し子会社化する。

■ヨシックスホールディングス<3221>
8月既存店売上高は前年同月比5.0倍と5ヵ月連続で前年実績を上回った。

■SKIYAKI<3995>
今期経常を46%上方修正。

■TDCソフト<4687>
上期経常を一転15%増益に上方修正・最高益、通期も増額。

■アイビー化粧品 <4918> [東証S]
DENBAと業務提携し、育毛剤「薬用スカルプケア ステムシグナル」を中国や台湾など海外で展開する。

■Macbee Planet <7095> [東証G]
5-7月期(1Q)経常は35%増益で着地。

■セルム <7367> [東証S]
上期経常を一転13%増益に上方修正。

■サンオータス <7623> [東証S]
5-7月期(1Q)経常は6倍増益で着地。

■明豊エンタープライズ <8927> [東証S]
前期経常を50%上方修正。

■太洋物産 <9941> [東証S]
株主優待制度を導入。毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード5000円分を贈呈する。22年9月末から開始。また、8月売上高は前年同月比49.2%増と4ヵ月連続で前年実績を上回った。

【主な経済指標・スケジュール】

14(水)
【国内】
7月機械受注(8:50)
《決算発表》
ビジョナル、ANYCOLOR、ラクスル、GA TECH、MSOL、ギフトHD、エニグモ、アクシージア、3Dマトリックス、Hamee、ネオジャパン、トウキョベース、アルデプロ、CAICA、AB&C、INTLOOP、ノバック、ダブルエー、Link-U、coly、クラシコム、クシム、アセンテック、プラネット、ビジョナリー、プロレド、カラダノート、クロスプラス、タンゴヤ、ジェネパ、クロスフォー

【海外】
米8月生産者物価指数(21:30)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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