「BofAセキュリティーズ」

「BofAセキュリティーズ」

BofAセキュリティーズのファンドマネジャー調査。
株式をオーバーウエートにしていると回答した投資家の比率はネットでマイナス52%。
前月(マイナス26%)から大幅に低下し過去最低水準となった。
機関投資家は極端に弱気。
平均キャッシュ比率は6.1%。
2011年の9月11日に起きた米同時テロ以来の高い水準。
現時点で最も過大なポジションが集中していると思われる取引はドルのロングが56%で最多。
これに原油・コモディティのロング(10%)、環境や社会などに対する企業の取り組みを投資判断の材料にするESG資産のロング(8%)、
米国債のショート(8%)が続いた。

一方BofAセキュリティーズの133日付の顧客フローリポート。
同社の顧客は5ー9日の1週間に米株を35億5700万ドル買い越した。
2週ぶりに大幅買い越しに転じた。
主体別動向ではヘッジファンド(HF)が10億8500万ドルの買い越しで4週ぶりの買い越し。
機関投資家は23億3900万ドルの買い越し。
4週ぶりの買い越し。
個人投資家は3億9200万ドルの売り越しで2週連続の売り越し。
企業の自社株買いは5億2500万ドルで4週移動平均(19億1600万ドル)を大幅に下回って低調。
傾向としてはHFと機関投資家の買いが寄与。
7月25ー29日の週(41億5800万ドル)以来、約1カ月ぶりの高水準。

米CPIよりもはるかに悪かったのはZEWドイツ景気予測指数。
マイナス61.9と8月のマイナス55.3から6.6ポイント低下。
市場予想(マイナス59.0)も下回った。
背景は エネルギー供給への懸念。
冬のエネルギー不足が予想されるなかでドイツ企業の多くが一段と悲観的になっていることが示された。

(櫻井)。

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