3連休明け19日の日経平均株価は、前週末比173円21銭高の2万6961円68銭と4日続伸して取引を終えた。取引時間中としては、前週11日以来、約1週間ぶりに心理的なフシ目の2万7000円を回復する場面もみられた。
終値(2万6961円)と寄り付き(2万7003円)の価格差は40円程度しかなく、米国要因で上げた後は、ほぼニュートラルといった1日であった。7月FOMC(7/26~27)を通過するまでは、きょうのように場中は主体性のない日が続くかもしれない。
20日の東京株式市場は、もみ合い展開となりそう。米国の大幅な追加利上げ観測の後退を見込む動きがある中、上値は重いものの総じて堅調な展開が期待される。
日経平均株価は、75日移動平均線(2万6851円、19日時点)を難なく超えてきたことは明るい材料。6月20日に2万5771円まで下げた後は下値を切り上げているだけに、大崩れすることなく値を保つことができるかが注目される。
市場では「手掛かり材料に乏しい中、積極的に上値を追う動きは限られそう」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(19日現在)
27624.75 200日移動平均線
27522.36 ボリンジャー:+1σ(26週)
27415.49 ボリンジャー:+3σ(25日)
27353.96 均衡表雲上限(日足)
27313.19 ボリンジャー:+1σ(13週)
27089.64 ボリンジャー:+2σ(25日)
27038.93 均衡表雲下限(日足)
26961.68 ★日経平均株価19日終値
26954.99 均衡表転換線(週足)
26864.28 26週移動平均線
26851.62 75日移動平均線
26772.59 13週移動平均線
26763.79 ボリンジャー:+1σ(25日)
26670.21 6日移動平均線
26556.68 均衡表転換線(日足)
26535.75 均衡表基準線(週足)
26454.77 均衡表基準線(日足)
26437.94 25日移動平均線
26231.98 ボリンジャー:-1σ(13週)
26206.20 ボリンジャー:-1σ(26週)
26112.09 ボリンジャー:-1σ(25日)
3連休明け19日の日経平均は4営業日続伸した。ローソク足は小陰線で終了。長めの下ヒゲと極端に短い上ヒゲを伴う「カラカサ」を描いた。ザラ場高値が節目の27000円を上回った後であり、本日のカラカサは上げ一服を示唆しているとみられるが、25日移動平均線との乖離率は1.98%と小さいため、4日続伸による反動安圧力は限られそうだ。
一目均衡表では株価が雲下限を上回る場面があり、遅行線は応当日株価の25.76円下で引けて強気シグナル発生が目前に迫った。反面、基準線が急角度で下降しており、引き続き上値では売り圧力が残ろう。
