27日の東京株式市場は、軟調な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7300円-2万7700円を想定。
米国株は下落。ダウ平均は228ドル安の31761ドルで取引を終えた。決算が失望を誘ったウォルマートが大幅安となり、消費関連全般に売りが波及した。アマゾンなどEC小売も大幅安となったことでグロース株も全般弱く、3指数は取引終盤にかけて下げ幅を広げた。
現地27日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果およびパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見を控え、積極的な売買は限られるとみられ、上値は重そうだ。
日経平均株価は、引き続き200日移動平均線(26日時点で2万7570円)を意識する動きとなることが見込まれ、終値ベースで同線を上回ることができるかが、ポイントになりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の後半(26日は136円65-67銭)と円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=138円台の半ば(同139円65-69銭)と円高に傾いている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比235円安の2万7415円だった。
【好材料銘柄】
■ポラリス・ホールディングス <3010>
フィリピンの大手宿泊特化型ホテル保有運営企業グループの全株式を取得し子会社化する。取得価額は9.9億円。
■タムロン <7740>
上期経常を57%上方修正・15期ぶり最高益、通期も増額。
■ブシロード <7803>
前期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■信越ポリマー <7970>
非開示だった今期経常は23%増で16期ぶり最高益、未定だった配当は10円増配。
■シマノ <7309>
今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■蝶理 <8014>
4-6月期(1Q)経常は27%増益で着地。
■NECキャピタルソリューション <8793>
4-6月期(1Q)経常は59%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
27(水)
【国内】
《決算発表》
信越化、ファナック、JR東海、エムスリー、東ガス、JPX、中部電、日立金、小糸製、サイバエージ、三菱自、スクリン、JCRファーマ、きんでん、カゴメ、航空電、九電工、MARUWA、アマノ、太陽HD、SHOEI、トクヤマ、Vコマース、メタウォーター、マクセル、トーエネク、岡三、太平洋
【海外】
パウエルFRB議長会見
米6月耐久財受注(21:30)
米6月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
《米決算発表》
メタ・プラットフォームズ、ボーイング、フォード・モーター、クアルコム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
