値上がり優勢、米株高で投資家心理が上向く

東証グロース市場は、グロースCoreは反落、東証マザーズ指数は続伸。東証マザーズ指数の前引けは前日比2.90ポイント(0.41%)高い708.32だった。一時は718.25まで上昇し、約3カ月ぶりの高水準となった。米国の利上げペースが減速するとの見方を受けた前日の米株高によって投資家心理が上向いた。ただ、次第に上げ幅が縮小した。
メルカリやメドレーが高い。一方、減益決算を発表した弁護士COMが売られたほか、そーせいも安い。
市場関係者は「グロース市場の(主要業種である)情報・通信企業には新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要を取り込んで収益を伸ばした例が多い。2022年4~6月期決算ではその反動が出ると警戒されている」と話していた。
 
値上がり銘柄数231、値下がり銘柄数200と、値上がりが優勢だった。
 
きょうグロース市場に上場したHOUSEIは公募・売り出し価格(公開価格、400円)を180円(45%)上回る580円で初値を付けた。同じくきょう上場したウネリーは買い気配のまま、午前の取引を終えた。気配値は公開価格(1290円)を910円(71%)上回る2200円に切り上げた。
 
個別では、ワンダープラネットがストップ高。ピアズは一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、トラストホールディングス、ティーケーピー、ユナイテッド&コレクティブ、アクリートなど9銘柄は年初来高値を更新。ハイアス・アンド・カンパニー、マクアケ、リニューアブル・ジャパン、エッジテクノロジー、フレクトが買われた。
 
一方、アマガサ、グッドパッチが年初来安値を更新。LeTech、弁護士ドットコム、サイバートラスト、NATTY SWANKYホールディングス、クリアルが売られた。
 
 

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