29日の東京株式市場は、堅調展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万7600円-2万8000円を想定。
NYダウ平均は332ドル高の32529ドルで取引を終えた。米国株高を好感した買いが入ると予想する。きのう28日の日経平均株価は、下げ渋る動きをみせ続伸。現地28日の米国株式が続伸したこともあり、堅調なスタートが見込まれる。
決算発表が本格化し、個別株物色が中心になるとみられ「森(指数)よりも木(個別)」の動きが強まりそう。
ただ、為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の前半(28日は135円57-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の後半(同138円43-47銭)と、大幅に円高方向に振れており、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
また、週末と月末が重なることから、取引終了近くの時間帯には、ポジション調整の売りに注意したい。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比40円高の2万7850円だった。
【好材料銘柄】
■さくらインターネット <3778>
上期経常を78%上方修正。
■ドリコム <3793>
4-6月期(1Q)経常は65%増益で着地。
■リボミック <4591>
抗ADAMTS-5アプタマーに関する物質特許について、米国とシンガポールで特許査定を取得。
■ダイハツディーゼル <6023>
4-6月期(1Q)経常は4.2倍増益・上期計画を超過。
■ペガサスミシン製造 <6262>
今期経常を一転22%増益に上方修正。
■ホシデン <6804>
上期経常を一転89%増益に上方修正。
■タチエス <7239>
今期最終を23倍上方修正。
■Branding Engineer <7352>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
■KIMOTO <7908>
4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.12%にあたる100万株(金額で3億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
■グローセル <9995>
4-6月期(1Q)経常は4.6倍増益・上期計画を超過。
【主な経済指標・スケジュール】
29(金)
【国内】
6月失業率(8:30)
6月有効求人倍率(8:30)
7月都区部消費者物価指数(8:30)
6月鉱工業生産(8:50)
6月商業動態統計(8:50)
6月住宅着工統計(14:00)
日銀金融政策決定会合の「主な意見」(7/20~21開催分)
《決算発表》
ソニーG、KDDI、第一三共、日立、デンソー、三井住友、JT、みずほ、コマツ、大塚HD、豊田織機、JR東日本、味の素、SGHD、豊通商、ヤクルト、関西電、りそなHD、商船三井、MonotaRO、ローム、大和証G、日本酸素、ZOZO、ミスミG、LIXIL、エプソン、TOTO、SCSK、小田急、ガイシ、清水建、栗田工、日本M&A、新生銀、特殊陶、メディパル、新電工、KADOKAWA、住友ファーマ、九州電、京都銀、Jパワー、スタンレ電、日精工、ALSOK、トヨタ紡織、ナブテスコ、ポーラオルHD、ニフコ、ジェイテクト、中国電、日テレHD、三和HD、洋缶HD、アルプスアル、豊田合、三菱倉、日電硝、アズワン、エフピコ、SMS、山九、八十二、コクヨ
【海外】
ユーロ圏4-6月期GDP(18:00)
米6月個人所得・個人消費支出(21:30)
《米決算発表》
エクソン・モービル、P&G
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
