値下がり優勢、持ち高調整の売りも

東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はともに軟調。東証マザーズ指数の終値は前日比11.97ポイント(1.71%)安い687.15だった。前日の米国株安を受けて投資家心理が弱気に傾き、マザーズ指数の下げにつながった。日本時間10日夜に5月の米消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、発表後の米国株の動きを見極めようと持ち高調整の売りも出た。

市場では「米CPIがインフレの高止まりを示す結果ならば、9月まで大幅な利上げが続くとの見方につながり新興株にも逆風」との声が聞かれた。

東証グロース市場ではウェルスナビやJTOWERが下落した。一方、今期は増収増益になる見通しを示したエッジテクノが買われた。上場3日目のエニーカラーは制限値幅の上限(ストップ高)で配分された。

値上がり銘柄数132、値下がり銘柄数313と、値下がりが優勢だった。

個別ではANYCOLOR、テックポイント・インクがストップ高。アドバンスト・メディア、フーバーブレイン、Mマート、アクリート、イードなど9銘柄は年初来高値を更新。エッジテクノロジー、ベイシス、マーキュリーリアルテックイノベーター、HANATOUR JAPAN、コアコンセプト・テクノロジーが買われた。

一方、GMOフィナンシャルゲート<、サーキュレーション、イメージ・マジックが年初来安値を更新。カラダノート、スポーツフィールド、弁護士ドットコム、KIYOラーニング、トラース・オン・プロダクトが売られた。

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