4日続落、米国株安を嫌気

【寄り付き概況】

15日の日経平均株価は小幅続落して始まった。始値は前日比4円18銭安の2万6625円68銭。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に、投資家が運用リスクを避ける姿勢がやや先行している。
 
前日の欧州株市場では全面安商状が続いているほか、米国株市場でもNYダウが5日続落となり連日で年初来安値を更新しており、東京株式市場でも目先買い手控えムードは拭えない。日本時間あす未明に予定されるFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を目前に目先上値の重い地合いが想定される。
 
しかし、米国株市場ではナスダック総合株価指数は小幅ながらプラス圏で引けたほか、日米金利差拡大を背景に外国為替市場で急速な円安が進んでいることから、輸出ハイテク株には追い風も意識されるところ。売り方の手仕舞い買い戻しなども予想されるなか、日経平均は下値抵抗力も発揮しやすいタイミングにある。
 
 
外国為替市場では円相場が一時1ドル=135円台後半と約24年ぶりの安値を更新した。輸入コストの上昇につながる一方で、海外で稼いだ収益の円換算額が膨らむとの期待が相場の一定の支えになっているとの見方がある。
 
個別では、小田急や京王が安い。リコーや日立も下落している。半面、IHIやスズキ、シャープが高い。東電HDや関西電も買われている。

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