米国株が踏みとどまるか

15日の日経平均株価は大幅に4営業日続落し、2万6326円(前日比303円安)引けとなった。FOMCの結果発表を控える中、積極的な利上げへの警戒感は根強く、14日のNYダウの連日年初来安値更新が重しとなり、弱含んで始まった。
 
 
あす16日の日経平均株価では、日本時間の同日未明に発表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を受け、米国市場がどう反応するかが焦点になる。
チャート上では、心理的なフシ目となる2万6500円を割り込み、日足一目均衡表上の「雲」下限を下抜けており、調整継続の可能性は消えていない。
 
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は5月のFOMC会合後の記者会見で、6月と7月の会合では0.5%の利上げが検討対象になるとの見方を示したが、インフレ懸念の高まりから、0.75%の大幅利上げが観測されている。
それを織り込む形で株価が大きく下落しただけに、「6、7月に各0.75%、9月に0.5%の利上げがコンセンサスになりつつあり、この線で着地すれば、いったんアク抜けの可能性がある」との声が聞かれた。ただ、「通過後に相場が落ち着くかどうかは不透明だ」との指摘もあり、方向転換につながるとは言い切れないだろう。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
 
 
27224.58  26週移動平均線
27131.69  13週移動平均線
27065.65  25日移動平均線
27038.93  均衡表転換線(週足)
27038.93  均衡表基準線(日足)
27034.95  均衡表基準線(週足)
26851.39  75日移動平均線
26680.48  均衡表雲上限(日足)
26595.30  ボリンジャー:-1σ(13週)
26510.28  均衡表雲下限(日足)
26428.04  ボリンジャー:-1σ(25日)
26386.85  ボリンジャー:-1σ(26週)
 
26326.16  ★日経平均株価15日終値
 
26058.92  ボリンジャー:-2σ(13週)
25790.42  ボリンジャー:-2σ(25日)
25549.12  ボリンジャー:-2σ(26週)
25522.53  ボリンジャー:-3σ(13週)
25152.81  ボリンジャー:-3σ(25日)
 

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