5日の日経平均株価は大幅続伸し、2万6423円(前日比269円高)引けとなった。
4日の米国株式市場は独立記念日で休場ながら、日本時間5日朝の時間外取引で米株価指数先物が高く、支えとなった。先物買いを交えて上げ幅は一時370円を超えた。一巡後は、戻り売りに上げ幅を縮小したが、その後は持ち直し、引けにかけて2万6400円台前半でもみ合った。市場では、「今月のFOMC(米連邦公開市場委員会、7月26-27日開催)に向けて米国株は下げへのリスクがあり、日経平均2万6000円割れの可能性がある」との見方も出ていた。
あす6日の日経平均株価、手控えムードか。
あすは3連休明けの米国株の動向が大きく注目される。米国株が下落した場合には失望の反応が強めに出てくるかもしれないが、2万6000円台までで売りが止まるかが焦点となる。一方、米国株が上昇するなどして2万6500円を大きく上回るようなら、6月28日の高値2万7062円辺りまでは難なく戻してくる可能性があるだろう。
6日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(6月14、15日開催分)や、米6月ISM(サプライマネジメント協会)非製造業景況感指数が発表され、重要イベントを前に様子見気分に傾きやすい。
さらに、8日に集中する指数連動型ETF(上場投資信託)の分配金捻出によるポジション解消により、現物・先物合計で1兆円超の売りが出るとみられ、週末のETF絡みの需給要因も重しとして意識される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
27790.68 200日移動平均線
27646.52 ボリンジャー:+1σ(26週)
27620.94 ボリンジャー:+1σ(25日)
27356.20 ボリンジャー:+1σ(13週)
26955.97 75日移動平均線
26954.99 均衡表転換線(週足)
26954.99 均衡表基準線(日足)
26933.62 26週移動平均線
26863.90 25日移動平均線
26799.86 13週移動平均線
26778.97 均衡表雲上限(日足)
26748.03 均衡表基準線(週足)
26720.54 均衡表雲下限(日足)
26460.00 6日移動平均線
26452.03 均衡表転換線(日足)
26423.47 ★日経平均株価5日終値
26243.52 ボリンジャー:-1σ(13週)
26220.72 ボリンジャー:-1σ(26週)
26106.86 ボリンジャー:-1σ(25日)
25771.22 新値三本足陰転値
25687.17 ボリンジャー:-2σ(13週)
25507.81 ボリンジャー:-2σ(26週)
25349.82 ボリンジャー:-2σ(25日)
25130.83 ボリンジャー:-3σ(13週)
24794.91 ボリンジャー:-3σ(26週)
ローソク足はマド空けを伴う小陽線を描き、終値は5日移動平均線を上回って下値不安の後退を窺わせた。6月28日高値から7月1日安値までの半値戻し26452.03円超えまで上ヒゲを伸ばしており、6月28日高値27062.31円に向けた値戻しの継続が期待できよう。一方、株価上方では25日線(本日26863.90円)が下降し、一目均衡表では三役逆転下の弱気形状が続いており、25日線とのマイナス乖離率(本日1.64%)が縮まるにつれて上値は重くなろう。
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