8日の東京株式市場は続伸後、もみ合いとなりそう。
日経平均株価の予想レンジ:2万6300円-2万6800円(7日終値2万6490円53銭)
ダウ平均は346ドル高の31384ドルで取引を終えた。6月雇用統計の発表を前に買い戻しの動きが強まり、景気敏感株とハイテク株の両方が強い上昇。3指数とも取引終盤に高値をつけた。
きのう7日の強い地合いや、現地7日の欧米株式が上昇した動きを受け、買い先行スタートが見込まれる。ただ、指数連動型ETF(上場投資信託)の分配金支払日にあたり、1兆円強の資金捻出売りが見込まれるほか、現地8日には米6月雇用統計の発表を控えることから、様子見姿勢が強まる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=136円前後(7日は136円11-14銭)、ユーロ・円が1ユーロ=138円台前半(同138円72-76銭)と、やや円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比160円高の2万6650円だった。
【好材料銘柄】
■アップルインターナショナル <2788>
いすゞ自動車 <7202>との資本業務提携を解消。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の6.72%にあたる93万0200株(金額で1億9999万3000円)を上限に、7月8日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。いすゞが保有株売却の意向を示したことに対応する。
■ダイドーリミテッド <3205>
ダイドーリミテッドビルの売却に伴い、23年3月期第4四半期に売却益約100億円を特別利益に計上する。
■大阪有機化学工業 <4187>
上期経常は一転14%増益で上振れ着地、今期配当を1円増額修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.34%にあたる30万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。
■クリーク・アンド・リバー社 <4763>
3-5月期(1Q)経常は36%増益で着地。
■スリー・ディー・マトリックス <7777>
米国で消化器内視鏡領域を適応領域とした止血材「PuraStat」を販売開始。
■燦キャピタルマネージメント <2134>
太陽光発電事業における独自の蓄電システム技術を持つG-TECHと業務提携。
■ドーン <2303>
今期経常は9%増で3期連続最高益、1円増配へ。
■セブン&アイ・ホールディングス <3382>
今期経常を3%上方修正。
■ダブル・スコープ <6619>
韓国子会社のコスダック上場に関する概要を報告。上場予定は22年8月、時価総額は2700億~3400億円になる見込み。
■日本プロセス <9651>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は3%増益、1円増配へ。
【主な経済指標・スケジュール】
8(金)
【国内】
5月家計調査(8:30)
6月景気ウォッチャー調査(14:00)
オプションSQ
《決算発表》
安川電、良品計画、マニー、ライフコーポ、ベルク、アダストリア、ワキタ、カーブスHD、歌舞伎、マルゼン、北興化、TAKARA&C、ジャステック、明光ネット、フロイント
【海外】
米6月雇用統計(21:30)
米5月消費者信用残高(7/9 4:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
