13日の東京株式市場は反発後、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6100円-2万6500円を想定。
NYダウ平均は192ドル安の30981ドルで取引を終えた。中盤まではダウ平均は堅調、S&P500とナスダックは前日終値近辺でのもみ合いという状況が続いていたが、3指数ともそろって終盤に崩れた。
朝方は、きのう12日の日経平均株価が大幅に反落した反動や、自律反発を見込んだ買いが見込まれる。ただ、手がかり材料に乏しいなか、米国市場と同様に、米6月CPIを確認したいとして、積極的な売買は限られそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=136円台の後半(12日は137円34-35銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の前半(同137円45-49銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比155円高の2万6435円だった。
【好材料銘柄】
■パルグループホールディングス <2726>
上期経常を2.2倍上方修正・3期ぶり最高益、通期も増額。
■ジーダット <3841>
液晶・OLEDパネル向け高精度・高速容量抽出ソルバーを開発。
■ヘリオス <4593>
米バイオテクノロジー企業のRxCell社と、ヘリオスのGMPグレードの商業用iPS細胞株を非独占的に提供するライセンス契約に関する基本条件合意書を締結。また、共同研究先でバイオベンチャーのカナダ・ステムアクソン社とiPS細胞を含めた幹細胞から視細胞への分化誘導技術に関するライセンス契約締結に向け、オプション権を行使して独占交渉を開始。
■三協立山 <5932>
前期経常が上振れ着地・今期は12%増益、5円増配へ。
■竹内製作所 <6432>
今期経常を30%上方修正。
■セルム <7367>
自社株買いの取得額上限を従来の7億円→8.5億円に引き上げる。取得株数の上限は180万株で変更はない。
■インターアクション <7725>
今期経常は86%増で4期ぶり最高益、5円増配へ。
■E・Jホールディングス <2153>
今期経常は2%増で4期連続最高益、7円増配へ。また、中期経営計画を上方修正。25年5月期の経常利益目標を従来の46億円→49.5億円に引き上げる。
■ハピネス・アンド・ディ <3174>
9-5月期(3Q累計)経常は4.7倍増益・通期計画を超過。
■AGC <5201>
上期営業を一転21%増益に上方修正・12期ぶり最高益更新へ。
■三光合成 <7888>
今期経常は3%増益へ。
■東宝 <9602>
3-5月期(1Q)経常は46%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.57%にあたる100万株(金額で60億円)を上限に、7月13日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
【主な経済指標・スケジュール】
13(水)
【国内】
《決算発表》
ABCマート、ディップ、サカタのタネ、マネフォワード、吉野家HD、サイゼリヤ、コメダ、ベル24HD、JINSHD、S Foods、プレナス、ニッケ、コシダカHD、リテールPT、ウイングアーク、松屋、アイドマHD、TSIHD、チヨダ、ノダ、ラクトJPN、Enjin
【海外】
中国6月貿易収支
米6月消費者物価指数(21:30)
ベージュブック(7/14 3:00)
米6月財政収支(7/14 3:00)
米30年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
