82円高と3日ぶり反発、売り一巡後に上げ転換、

11日午前の日経平均株価は反発し、前日比82円73銭高の2万6249円83銭だった。
 
きょう前場は、強弱観対立のなか方向感の見えにくい地合いとなったが、売り一巡後は上値を慕う展開となり日経平均は80円あまり上昇して前場の取引を終えた。前日の米国株市場の引け味が悪かったことで、朝方はリスク回避ムードが優勢だったものの、先物主導でインデックス買いが入ったほか、好決算銘柄への買いが全体相場を押し上げた。
ただ、日本時間今晩に発表される4月の米CPIを前に、積極的な買いは入らず上値の重い展開となっている。
 
市場では「海外投資家が株価指数先物を中心に買い戻しを入れたのではないか」との指摘がある。
午後にはトヨタの決算発表を控える。今夜には4月の米消費者物価指数(CPI)の発表もあり市場参加者の様子見ムードも強いとされる。一方で、「短期目線のヘッジファンドの動きが活発で買い戻しをしている」との声も聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は小幅ながら続落した。前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆5675億円、売買高は6億5575万株だった。プライム市場の値下がり銘柄数は1129、値上がりは636、変わらずは68銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、海運業、鉄鋼、精密機器などが上昇。保険業、パルプ・紙、銀行業などは下落した。
 
個別では、東京エレクトロン、アドテスト、レーザーテックなど半導体製造装置関連の主力株が上昇したほか、日本郵船、川崎汽船など海運株への買いが目立つ。日本製鉄が高く、レノバも物色人気。BEENOSがストップ高カイ気配、東邦チタニウムも一時値幅制限いっぱいまで買われた。前日に2022年3月期決算を発表したダイキンも高い。
 
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが冴えず、ソフトバンクグループもやや売りに押される展開。住友金属鉱山が大きく下げ、太陽誘電、村田製も安い。JMDCが急落、アイフルの下げも目立った。

 


個別では、~。

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