12日の日経平均株価は軟調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万5700円-2万6100円を想定。
NYダウ平均は326ドル安の31834ドルで取引を終えた。注目の4月消費者物価指数(CPI)は前年比+8.3%。前月分の+8.5%から伸びは鈍ったものの高水準となった。金融引き締め懸念から、米国株式市場で主要3指数が下落した流れを受け、売りが先行しよう。
本日も米国で4月生産者物価指数(PPI)の発表があり、この結果次第ではFRBの金融引き締めに対する警戒が一段と強まる可能性がある。日本は決算発表が多く、グロース色が薄く決算の内容が良いものに関しては、しっかり買いが入ると考える。その点は日本株の下値を支える要素となる。ただ、米国株の低迷が続く中では決算プレイも早売り傾向が強まりやすく、弱材料に敏感となる地合いが続くだろう。
また、きょうは日経平均先物ミニ・オプション5月限の最終取引日で思惑的な売買が出る可能性もある。
東京外国為替市場では午前7時20分時点で、1ドル=129円台後半(前日終値は129円96-98銭)、1ユーロ=136円台後半(同137円11-15銭)で取引されている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比415円安の2万5835円だった。
【好材料銘柄】
■システナ <2317>
今期経常は20%増で2期連続最高益、実質増配へ。
■大戸屋ホールディングス <2705>
今期経常は黒字浮上で9期ぶり最高益更新へ。
■シュッピン <3179>
今期経常は9%増で2期連続最高益、2円増配へ。4月売上高は23.5%増。
■光ビジネスフォーム <3948>
1-3月期(1Q)経常は3.5倍増益・上期計画を超過。
■セントラル硝子 <4044>
今期最終は黒字浮上で18期ぶり最高益更新へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の12.34%にあたる500万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。
■ゼリア新薬工業 <4559>
今期経常は18%増で9期ぶり最高益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.80%にあたる80万株(金額で18億円)を上限に自社株買いを実施する。
■ラウンドワン <4680>
今期営業は黒字浮上へ。
■アルマード <4932>
今期経常は11%増益、15円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる30万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。
■OATアグリオ <4979>
今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■新日本電工 <5563>
今期経常を25%上方修正、配当も4円増額。
■富士ソフトサービスビューロ <6188>
上期経常を55%上方修正。
■ケル <6919>
今期経常は微増で2期連続最高益、前期配当を40円増額・今期も81円継続へ。
■曙ブレーキ工業 <7238>
前期経常を91%上方修正。
■ヨネックス <7906>
今期経常は10%増で2期連続最高益、前期配当を2円増額・今期も10円継続へ。
■Jパワー <9513>
前期経常が上振れ着地・今期は37%増益、5円増配へ。
■INPEX <1605>
今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■TIS <3626>
今期経常は2%増で2期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は3円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の4.8%にあたる1200万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。
【主な経済指標・スケジュール】
12(木)
日銀金融政策決定会合の主な意見(4/27~28開催分)
4月都心オフィス空室率(11:00)
4月景気ウォッチャー調査(14:00)
30年国債入札
《決算発表》
NTT、ソフトバンクG、東エレク、テルモ、第一生命、クボタ、ネクソン、菱地所、資生堂、日産自、セコム、シスメックス、住友不、キリンHD、サントリーBF、三住トラスト、三菱重、りそなHD、コナミHD、トレンド、ホトニクス、明治HD、GMOPG、コーセー、NXHD、マクドナルド、SUMCO、大林組、千葉銀、博報堂DY、コンコルディア、清水建、東ソー、ニコン、荏原、空港ビル、東センチュリー、丸井G、KADOKAWA、東映アニメ、西武HD、長谷工、三菱ガス、日揮HD、ロート、東建物、エア・ウォーター、コムシスHD、クラレ、アマダ、THK、カシオ、日テレHD、JCRファーマ、コカコーラBJH、リログループ、コスモエネHD、帝人、タカラバイオ、フジHD、ペプチド、アルバック、コニカミノルタ、ピジョン、SANKYO、太平洋セメ
【海外】
米4月生産者物価指数(21:30)
米30年国債入札
米ASEAN特別首脳会議(~5/13、ワシントン)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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