グロース株は逆風。マザーズ指数戻りもなく下値模索を続けている。
マザーズ指数は12日に620ポイントの安値を形成。4月5日に842ポイントの高値を形成して以降、ほぼ一本調子の下落となっている。
米国金利の上昇を背景に、世界の各グロース市場から資金が流出している。決算発表は13日がピーク。グロース株にとっては決算リスクの後退につながる。楽観的な相場環境ではないものの、打診的な買いが入りやすいタイミングにはなっていきそうだ。
期待先行で株価が形成されている銘柄が多いだけに、大幅な調整を経ても割安感が出にくく、中途半端な下値買いが繰り返されていることで、信用買い残の整理も手掛かりになるほど進んでいないのが実情。米ナスダック市場の下落トレンドが続いていることもあり、下値リスクはまだ大きいだろう。
