続伸スタート、前週末の米株高を受け

【寄り付き概況】

16日午前の東京株式市場は、前週末のNYダウ工業株30種平均やナスダック総合指数が上昇したことなどを好感した買いが先行し、日経平均株価は前営業日比325円72銭高の2万6753円37銭と、続伸して始まった。
 
前週末の米国株市場ではハイテク株中心に大きく買い戻されNYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも大幅な上昇をみせた。特にNYダウは満を持して7日ぶりの反発となったことで、行き過ぎた不安心理が後退している。
東京株式市場でもこの流れに追随し主力株中心にリバウンド局面が意識されているが、前週末に米国株市場に先立って日経平均が670円あまりの急伸をみせていたこともあり、買い一巡後は上値が重くなる可能性がある。取引時間中は中国・上海株や香港株市場の動向、また米株価指数先物の動きなどを横にらみに不安定な値動きとなるケースも考慮される。
 
業種別では、三菱倉、上組などの倉庫運輸株や、オリエンタルランド(OLC)、リクルートHDなどのサービス株が上昇。郵船、商船三井などの海運株や、三井松島HD、INPEXなどの鉱業株も高い。ソニーG、キーエンスなどの電気機器株や、三井不、三菱地所などの不動産株も堅調。コマツ、ダイキンなどの機械株や、武田薬、中外薬などの医薬品株も上げている。

 

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